フライで流れの筋や湖の岸際を狙います。ハッチ、風、魚が浮く層を見て毛鉤を選びます。
8〜9ftの#4〜5フライロッドを使います。ルアーロッドでいうL〜MLパワー感覚で、渓流のドライから湖の虫パターンまで扱いやすい番手です。#4は小さなドライを静かに落としやすく、#5はニンフや軽いストリーマー、風のある湖岸で余裕が出ます。
大型ブラウンがいる水域ではティペットを守りながら寄せられるミディアム寄りの曲がりを選びます。
#4〜5番対応のフライリールを合わせます。標準的な渓流ではライン収納とバランスを重視し、大型が走る湖や本流ではバッキング容量と滑らかなドラグを優先します。魚を止める力より、細いティペットを急に切らない出方を見ます。
WF-4F〜WF-5Fのフローティングラインを基本にします。リーダーは4X〜5Xを合わせ、ドライ、ニンフ、軽いストリーマーまで扱いやすくします。迷ったら#5を選ぶと湖岸と広めの渓流を兼用しやすく、沈める釣りを増やすならシンクティップを別に用意します。
標準は9ftリーダーに50〜100cmのティペットを足します。ドライは長めでドラグを消し、ニンフは沈めたい深さに合わせます。倒木や大型ブラウンをストリーマーで狙う時は4X寄りにして切られにくさを優先します。
リーダーとティペットは水面の流れを邪魔しない長さにします。ニンフでは深さに合わせてインジケーター位置を変えます。ライズ時はドライ、沈んだ魚にはニンフ、大型狙いはストリーマーを使います。フライ名より流れ方を優先します。
ブラウントラウトのフライは、虫を食う魚と小魚を追う魚の両方を見る釣りです。水面のライズだけに頼らず、流下昆虫、岸際の影、沈み石、倒木を読みます。
ライズがある時はドライフライを自然に流します。大切なのはフライ名より、ドラグをかけずに流すことです。カゲロウ、トビケラ、春ゼミのような虫が出る日は、水面で食わせる釣りが成立します。
ライズがない時間はニンフで水中を釣ります。流れの筋に入れ、底を引きずりすぎず、自然に沈めます。インジケーターを使う時は、深さを合わせて違和感だけ拾います。
大型狙いではストリーマーを使います。倒木、岸際、落ち込みの下へ入れ、小魚やザリガニを追う個体に見せます。秋や濁りの日は、ドライよりストリーマーが効く場面があります。引く距離を長くするより、魚の前で一度横を向かせる間を作ります。
反応がない時は、流し方・沈める深さ・フライサイズ。まず同じ虫を小さくする前に、ドラグを消します。次に沈める深さを変え、最後に色とサイズを落とします。ライズが単発なら待ち、連続する時だけドライへ切り替えます。流れが複雑な場所では、短い距離を正確に流します。