FISH GUIDE
西日本では「アコウ」と呼ばれる評価の高い白身魚。岩礁帯に生息するハタの仲間で、ロックフィッシュゲーム・穴釣り・船タイラバ・泳がせ釣りで狙える。
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仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
堤防・地磯・テトラからワームを根の上へ通し、キジハタをテンポよく探る釣りです。
目安: 6〜9月(初夏の産卵前から夏の高活性、9月の荒食いまでが本命)
テトラや岩の隙間へブラクリを落とし、穴に付いたキジハタを直接狙う近距離の釣りです。
目安: 6〜9月(夏の夜間と朝夕マヅメ、テトラ・岩礁帯の穴が本命)
船で根周りを流し、タイラバ・ライトジグ・インチクで底から1〜5mを刻む釣りです。
目安: 5〜11月(船はロングシーズン。
堤防や磯から活きアジ・ハゼ・小メバルを根際へ泳がせ、ワームでは口を使わない良型キジハタを狙う釣りです。
目安: 6〜9月(活きエサに反応する夏の高活性期が中心)
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ○産卵前の荒食い期で大型が接岸しテキサスリグで狙える | ○水深20〜50mの根周りでタイラバ・ジギングが成立 |
| 夏 | ◎最盛期で夜釣り・朝マヅメに数釣りが成立する | ◎タイラバ・ジギングともに最盛期で根魚五目船が盛況 |
| 秋 | ◎越冬前の荒食い期で活性が持続しMHロッドで遠投が有利 | ◎深場移行前の好機で30〜40m根周りに魚が集中する |
| 冬 | △深場へ移動しショアからの釣果は極めて限定的 | △深場50〜100mの根周りで越冬個体を船から狙える |
適水温: 18-25℃
産卵前(5〜6月)の荒食い期で、岩礁帯・テトラ周りに大型個体が接岸する。40〜50cm級の良型が期待でき、ショアからはテキサスリグ7〜14gで根際をリフト&フォールが有効です。船タイラバは60〜80gで底から5m以内をスロー等速巻き。
水温が18℃を超えると活性が一気に上がり、朝夕マヅメの短時間勝負が基本となる。
キジハタ釣りの最盛期。水温上昇で活性が良い潮に達し、ショア・船ともに数・型の両方が期待できます。ナイトロックフィッシュでは足元の岩礁帯・テトラ際をシンカー7〜10gで丁寧に探る。瀬戸内海では「アコウの旬」と重なる7〜8月がピークで遊漁船の予約が埋まりやすいです。
船タイラバ80〜100gの底ベッタリの等速巻きが定番パターン。
越冬前の荒食い期(9〜11月)で活性が持続する。水温低下とともにキジハタは徐々に沖目・深場に移動を始め、ショアでは遠投が有利になります。
MHパワー8〜9ftロッドにシンカー14〜21gの重めセッティングが効く。船釣りでは水深30〜50mの沈み根周りに集結するタイミングを捉えれば連続ヒットも。
夕マヅメから夜間が安定して釣果を出しやすいです。
水温低下で深場(50〜100m)へ移動し、ショアからの釣りは難度が上がります。船釣りでは深場の根周りをタイラバ100g以上で底ベッタリに攻めれば越冬個体がヒットする。日中の水温上昇する時間帯が狙い目で、南方の温暖な海域(九州・四国南部)では冬季でもショアから釣果報告がある。
冬は繊細なバイトを拾うため感度の高いPE0.8号が有利。
キジハタの分布域は青森県以南の本州〜九州沿岸で、北海道沿岸は分布の範囲外となる。道南の松前・函館周辺ではクロソイ・エゾメバル・アイナメが根魚の主力ターゲットで、ワームやブラクリを使ったルアー釣りが盛ん。
道央の石狩湾・小樽周辺でもソイ・ガヤがルアーで狙え、道東の釧路・根室エリアではアイナメ・エゾメバルの穴釣り・ワーム釣りで良型が上がる。50cmオーバーのクロソイ実績もあり北の根魚は迫力満点。
庄内(山形)は酒田・鶴岡周辺の漁港・テトラ帯でルアー釣りの実績があり7〜8月が最盛期。男鹿半島周辺でも岩礁帯で夏季に釣果がある。
津軽は北限域に近く個体数は少ないがロックフィッシュのポテンシャルはある。水温が高い年は9月まで狙えるが、シーズンが短いため集中的な釣行計画が必要。
ショアからのテキサスリグ・ジカリグが主力で、ナイトゲームの20〜23時がゴールデンタイム。
東北太平洋側では常磐(福島・茨城北部)の岩礁帯で夏〜秋にキジハタが釣れる。いわき・小名浜周辺のテトラ帯ではテキサスリグでの実績があり、根魚五目船のゲストとしても顔を出す。
三陸は岩礁帯が豊富でソイ・アイナメ・メバルが主力ターゲット。近年の海水温上昇傾向で常磐エリアの釣果報告が増加傾向にある。
東北太平洋側では常磐が主力で、三陸北部は分布域の端に当たる。
上越・北陸は日本海側のキジハタ主力フィールドで、新潟・佐渡では7〜9月が最盛期、富山湾は岩礁帯が豊富で7〜8月がピーク。能登半島は外浦の磯場で良型実績があり6〜9月、若狭湾は船タイラバでも人気が高く7〜10月。
水温低下とともに深場へ移動し11月以降はショアから難しくなる。ショアのテキサスリグ・ジカリグに加え、船タイラバ・ジギングも盛んな地域。
関東では三浦半島の磯場・テトラ帯、相模湾西(真鶴・湯河原)の岩礁帯でルアー釣りにより7〜10月に30〜40cm級の実績がある。外房・内房の磯場でも岩礁帯周辺でキジハタが釣れ、アカハタ・オオモンハタとともに根魚五目が成立する。
東京湾奥は護岸際のカサゴ・クロダイが主力で、根魚のロックフィッシュは三浦半島以南がメインフィールド。
三河湾・知多半島・渥美半島は岩礁帯が点在しキジハタの実績が高く7〜9月がベスト。駿河湾西部(沼津〜戸田)の岩礁帯でも狙える。伊勢湾奥は砂泥底が多くキジハタの魚影は薄い。三重県の紀東エリアは磯場が豊富で6〜10月にショア・船ともに好釣。南伊豆は黒潮の影響でアカハタと混在する。
瀬戸内海・紀伊半島が「アコウ」の本場で全国評価の高いのキジハタフィールド。播磨灘・明石海峡・淡路島は潮通しの良い岩礁帯に大型が生息し、6〜10月に30〜40cm級が数釣りでき40cm超も期待できる。
紀北〜紀中は黒潮の影響で水温が高くロングシーズン。若狭湾は京都・福井側でもロックフィッシュゲームが成立する。
「備後アコウ」「播磨アコウ」がブランド魚として高値で取引される。
山陰(鳥取・島根・萩)はキジハタの全国屈指の好漁場で隠岐諸島は聖地と呼ばれる。6〜9月がショアのベスト、船では5〜11月のロングシーズン。
瀬戸内(岡山・広島・呉)は「アコウ」のブランド産地で、船タイラバ・堤防ロックフィッシュともに初夏〜秋が好機。下関は日本海側と瀬戸内の両方にアクセスでき年間を通じてキジハタが狙える好立地。
50cm級の大型実績が山陰の地磯・沖磯で報告されている。
瀬戸内側(香川・愛媛)は岩礁帯のアコウ狙いが盛んで7〜9月がベスト。鳴門海峡周辺は潮流が速く大型キジハタの実績が高い。
土佐(高知太平洋側)では磯場でキジハタが狙えるがアカハタ・オオモンハタの比率が高い。宇和海(愛媛南部)は船キジハタ(タイラバ・ジギング)の好漁場。
四国では瀬戸内側・鳴門・土佐が主力で、一部は分布域の端に当たる。
玄界灘(博多湾・糸島・唐津)は岩礁帯が豊富でキジハタの魚影が濃く6〜10月がベスト。長崎(五島列島含む)は離島の磯場で大型実績が豊富。
鹿児島(錦江湾)の溶岩地帯ではキジハタが生息するが南ほどアカハタ・オオモンハタの比率が増える。有明海は砂泥底主体でムツゴロウ・エツなど固有種が中心。
大分(豊後水道)は船キジハタが盛んで佐伯・蒲江エリアが人気。