堤防、河口、砂浜から遊動式の中通しオモリ仕掛けを投げ、底へ置いた虫エサや甲殻類でクロダイを待つ釣りです。警戒心が下がる夕方から夜に実績があります。
近距離から中距離なら3〜4号の胴へ入る調子の磯竿、少し沖へ投げる場所では15〜25号負荷の投げ竿を使います。使うオモリが竿の適合負荷内に収まり、掛けた魚を敷石や根から離せる強さを確保します。
3000〜4000番のスピニングが扱いやすい範囲です。ナイロン3〜5号の糸巻き量と、緩めた状態からすぐ締め直せるドラグ操作を優先します。根や敷石が近い場所では、合わせた直後に巻き取れるギアとハンドルの剛性も役立ちます。
道糸はナイロン3〜5号が扱いやすく、障害物の少ない港内なら3号、敷石や根が近い場所では4〜5号へ上げます。中通しオモリが往復する部分と、足元へ擦れた部分は釣行中も傷を確かめます。
中通しオモリを遊動させ、クロダイがエサをくわえた時に重さを感じにくい形にします。オモリは底を外れない最小限から始め、流される時だけ一段ずつ重くします。手に入りやすいアオイソメを基本に、匂いの強い岩イソメ、ボケ、カメジャコ、ユムシを釣り場と季節で使い分けます。
小魚に取られる時は房掛けを大きくするだけでなく、針持ちのよいエサへ替えます。
河口のカケアガリ、港内の船道、護岸の敷石が切れる所、潮目の下へ仕掛けを置きます。夜はクロダイが浅場まで入るため、遠投だけに頼らず足元の敷石より少し沖も外せません。明るいうちに根掛かりする方向と取り込み場所を確認します。
着水後はオモリが底へ着くまで糸を送り、余分な糸ふけだけを巻き取って竿掛けへ置きます。潮でオモリが転がるなら5号刻みを目安に重くします。止まっているのに重くする必要はありません。竿尻を固定し、ドラグは魚が走れば道糸が出る程度まで緩めます。
アオイソメは数匹を房掛けにし、針先は出します。岩イソメは匂いを生かして適度な長さに切り、ボケ、カメジャコ、ユムシは一匹掛けが基本です。投げた衝撃で外れていないか、回収のたびに確認します。
小さく数回たたく前アタリでは竿を持ち上げず、道糸が走るか竿先が大きく入るまで待ちます。魚が重みを持って引き込んだら竿を手に取り、ドラグを締めて大きく合わせます。掛けた直後は竿を立て、敷石や沈み根へ向かう魚を先に浮かせます。
アタリがなくてもエサを放置せず、20〜30分を目安に回収します。エサが無傷なら投げる距離か角度を変え、毎回取られるなら針持ちのよいエサへ替えます。複数の竿を使える場所では、手前と沖へ投点を分け、通行や隣の釣り人を妨げない本数に留めます。
昼間に足場を確認し、救命胴衣とヘッドライトを用意します。係留ロープ、航路、立入禁止区域を避け、ドラグを緩めた置き竿でもその場を離れません。