船から活きムロアジやグルクンを使ってGTを狙う大物泳がせ釣り。キャスティングやジギングとは違い、エサの自然な動きでGTを誘うから、ルアーに反応しない個体にも効きます。電動リール+捨てオモリ式の仕掛けでリーフ周りの根を攻める、パワー全開の釣り。
GT泳がせには胴調子(6:4)の大物竿が基本です。GTは活きエサを咥えてから一気に走るタイプの魚で、先調子だとエサを離してしまうことがあります。胴調子なら食い込み時に竿全体がしなって違和感を与えにくく、フッキング後はバットの粘りでGTの突進を受け止められます。
GTの泳がせは大型ベイト・両軸リールで真っ向勝負します。活き餌に食った瞬間に全力で走るので、PE8〜10号を大量に蓄える糸巻量と、その一撃を止める圧倒的な巻き上げトルク・ドラグが命綱。クラッチで餌を送り込み、最初の突っ込みを本体剛性で受け切る釣りです。剛性に最大限の余裕を持った大物専用機で挑みます。
GT泳がせにはPE8〜10号が標準です。キャスティングやジギングと違って飛距離を出す必要がないから、強度最優先で太めを選べます。GTが根に向かって走った時に止められるかどうかはラインの太さで決まるので、ここはケチらないほうがいいです。8号で60kg、10号で80kg前後の直線強力があります。
ハリスにはナイロン60〜80号(220〜300lb)を1.5〜2m取ります。フロロよりナイロンが好まれるのは、柔軟性があって活きエサの動きを邪魔しにくいからです。GTの顎は硬く、口周りの歯で擦れてハリスが傷つくこともあるので太さは妥協しないことです。PE道糸との接続は大型サルカン経由(三又サルカン)が捨てオモリ式の標準で、キャスティング系で使うFGノット+アシストツールはこの構造では使いません。サルカンに直結する太号数結びは八の字結びや漁師結びで対応します。
活きムロアジを底付近で泳がせてGTに食わせる捨てオモリ式の三又仕掛け。ハリス60〜80号以上の強靭な構成が必須で、リーフ周りの根に向かう突進を止められる強度が必要です。 活きムロアジ25〜35cmが GT の捕食サイズに最適でグルクン・活きサバも有効です。背掛けまたは鼻掛けで元気に泳がせ続けることが食い込み率を決める最大のポイント。
船をリーフエッジや根周りに流しながら、活きムロアジ(25〜35cm)を背掛けまたは鼻掛けで沈めます。仕掛けは捨てオモリ式の三又構造で、オモリ50〜80号で底付近を攻めます。活きエサが底から1〜3m浮いた状態をキープするのが理想です。船長の指示でポイントに仕掛けを投入したら、あとは活きエサが泳いでGTを寄せるのを待ちます。じっと待つ釣りですが、前アタリ(エサが暴れる)が出たら集中します。GTがエサを咥えて走り始めたら、しっかり食い込ませてからフルフッキングを叩き込みます。早アワセは厳禁で、糸がスルスルと出ていく「本アタリ」を待ってから合わせるのが鉄則です。泳がせ釣りは待ち時間が長い釣りですが、GTのバイトは一瞬で来ます。竿を手から離さず、ドラグ設定を随時確認しておきましょう。鰓蓋とヒレが鋭利で大怪我します。活きエサの確保も重要な作業で、ポイント到着前にサビキで十分な量を確保しておかないと本命ポイントで手持ち無沙汰になります。船酔い対策も忘れないようにしましょう。
GTがヒットしたら即座に根に走ります。ここが勝負の分かれ目で、最初の突進を止められるかどうかで8割決まります。ドラグは事前にフルロックに近い設定(15〜20kg)にしておき、竿を立ててGTの頭を上に向けます。電動リールならパワーレバー全開でゴリ巻きします。手巻きならポンピングで寄せます。根に入られたら一旦テンションを緩めて出てくるのを待つ手もあるですが、GTの場合は待ってもまず出てこないから、最初の突進を止めることに全力を注ぎます。