FISH GUIDE
河川中下流や湖沼、汽水域の石積みや護岸際で親しまれる小型のエビ。
長く発達する第2胸脚が特徴で、短い延べ竿を使ったミャク釣りやウキ釣りで狙う。
まず見るところ
釣期の目安は5〜9月、盛期は5〜7月。食用に持ち帰る場合は高温と過密を避けて衛生的に保冷する。清浄な水での泥抜きは風味を整えることがあるが安全対策ではない。生食せず、よく洗って中心まで十分に加熱する。
釣り方を選ぶ
仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ○5月ごろから護岸のミャク釣りとウキ釣りを始めやすい | −テナガエビは護岸釣りが基本(ボート釣り不要) |
| 夏 | ◎5〜7月が盛期の目安。8月も障害物際を探れる | −テナガエビは護岸釣りが基本(ボート釣り不要) |
| 秋 | ○9月ごろまでは護岸のミャク釣りとウキ釣りで狙える | −テナガエビは護岸釣りが基本(ボート釣り不要) |
| 冬 | ×低水温期は反応が減り、護岸からは一般に釣りにくい | −テナガエビは護岸釣りが基本(ボート釣り不要) |
5月ごろから釣期に入る目安。足元は短竿のミャク釣り、少し離れた底はウキ釣りで探り分ける。地域や年の水況で動き出しは異なるため、日当たりのよい浅場と日陰の隠れ場所を見比べ、抱卵個体は必要以上に持ち帰らない。
5〜7月が盛期の目安で、8月も狙える。日中は日陰や深めの隙間をミャク釣りで刻み、朝夕は浅い護岸際をウキ釣りでも探る。猛暑、増水、強い流れでは釣りを続けず、安全な足場から離れられる時間を残す。
9月ごろまでは釣期の目安。ミャク釣りかウキ釣りで流れの緩い障害物際を探り、反応が続く場所だけを丁寧に狙う。活性の変化を一律の水温で決めず、秋が深まって反応が減れば無理に深場へ入らない。
低水温期は活動が鈍り、隠れ場所から出にくくなるため一般には釣りにくい。ミャク釣りやウキ釣りで反応が出なくても、深い場所へ仕掛けを届かせるために消波ブロックへ登ったり、危険な足場へ移ったりしない。
北海道を一般的な在来分布域と決めつけず、狙う水系にテナガエビの公的な記録があるかを先に確かめる。近縁のエビを外見だけで同種と判断しない。
日本海側の東北では、地域名だけで釣り場を推測せず、県や河川管理者が示す生息記録を確認する。記録がある水域でも、増水時は護岸へ近づかない。
太平洋側の東北にも生息記録があるため、地域全体を分布域外とは扱わない。ただし水系ごとの差が大きく、立入条件と採捕規則も場所ごとに確認する。
上越・北陸では、流れの緩い護岸や水草際を候補にしつつ、生息記録のない場所を推測だけで釣り場にしない。降雨後は水位と濁りを見て見送る。
複数の水系で釣りの対象になるが、個体数や立入条件は場所ごとに異なる。護岸、石積み、水草際などの隠れ場所を探し、現地の採捕規則と立入ルールを確認する。
同じ県内でも水系によって生息の有無と釣りやすさが違う。護岸の隙間や水草際を探す前に、地元の生息記録、立入可否、採捕規則を確認する。
河川中下流や湖沼で釣りの対象になる。護岸や石積みへの立入り可否、漁業権、採捕禁止区域などは水域ごとに異なる。
山陰側と山陽側を一括りにせず、狙う水系の生息記録を確認する。降雨で水位が変わりやすい河川では、足元の隙間より先に退路を確保する。
生息記録のある水系でも、渇水や増水で釣りやすい場所は変わる。立入可能な護岸から石積みや水草際を探し、採捕規則と当日の水位に従う。
九州本土の河川中下流や汽水域では水系ごとの記録を確認する。南西諸島は近縁のテナガエビ類もいるため、本州のテナガエビと決めつけず、公的資料で種と採捕可否を確かめる。