磯からウニやサザエを根際へ入れ、竿掛けに置いた竿で前アタリから本アタリまで待つ底物釣りです。
磯石鯛は竿掛けに置いて本アタリを待ち、掛けた瞬間に根へ走る魚を止める釣りです。石鯛専用竿は50号前後のオモリを遠投でき、穂先で前アタリを見ながら胴で大型を受け止められるものを選びます。遠投が必要な磯では長さと反発、足元や近距離の根を狙う磯では取り回しを優先します。
尻手ロープを付け、竿掛けごと安定する場所に置けることも実釣上の条件です。
磯石鯛は根に向かう初速を止める釣りなので、太糸を巻ける石鯛専用両軸を使います。番手名だけで決めず、実際に使う号数で必要な長さが巻けるかを確認します。石鯛用の両軸は号数が上がるほど巻ける長さが短くなり、ナイロン20号までの型と、22号以上に対応する大きめの型があります。
24号まで上げる場合は大きめの型を選び、巻き上げ力、ブレーキ、置き竿時の操作も合わせて見ます。
磯石鯛の遠投ぶっこみは、太いナイロン道糸を基本にして根と磯際の擦れに備えます。飛距離より、サザエやウニを置いた後に舞い込みまで待てる強さと、掛かった瞬間に根から向きを変えられる余裕が重要です。PEを使う場合も感度目的だけで細くせず、瀬ズレワイヤーや捨て糸まで含めて組みます。
ワイヤーハリス38〜36番と石鯛針14〜16号は歯が鋭い石鯛のパワーに耐え、捨てオモリ式で根掛かり時もオモリだけが切れて高価なワイヤー仕掛けを守ります ウニ、サザエ、ヤドカリ、トコブシ、赤貝、ジンガサ、磯ガニなどから、渡船店で実績のあるエサを用意します。
エサ取りの多さに合わせて硬さと付け方を替えます。
この釣りの基本は、根際にエサ場を作って本アタリまで待つことです。潮通しの良い沖磯や地磯の根周り、割れ目、溝にガンガゼ、サザエ、ヤドカリを入れ、同じ筋へ繰り返し打ち返して魚に触らせます。
遠投天秤式ぶっこみ仕掛けは、底に着けたあと竿掛けへ置き、穂先の前アタリを見ます。小さく押さえるだけの動きで合わせると掛かりが浅くなるので、竿先が大きく入る本アタリまで待ちます。
掛けた直後は根から引き離す初動が勝負です。竿を起こしてラインの角度を保ち、魚が根へ戻る前に主導権を取ります。根に触られた時は無理に巻かず、テンションを保って魚が動く瞬間を待ちます。
根際、割れ目、溝へ同じ角度で打ち返す。ここから磯石鯛の釣りを組み立てます。渡船の船長や常連から根の位置を聞き、着底後に仕掛けが流されるならオモリを重くして、エサが根の外へ抜けないようにします。
エサ取りだけが続く時は、投入点を大きく変えるより、根の際から少し外す、溝の入口に置く、潮上へ入れてなじませる、という小さな修正を先に試します。打ち返しでエサ場ができると、前アタリの出方がはっきりしてきます。
反応が薄い時は、エサを替えて匂いと硬さを変える。ガンガゼで触らない日はサザエ、ヤドカリ、トコブシへ替え、割る、半割りにする、房掛けにするなど付け方も変えます。
磯用ライフジャケットと滑りにくい履物を使い、渡船の船長が指定した範囲から出ません。波が足元を洗う、退路へ波が回る、竿掛けを安定して置けない時は釣り座を替えます。ウニや貝の殻を扱う時は手袋を使い、竿には尻手ロープを付けます。