FISH GUIDE
イシダイは嘴状の歯でウニやサザエを砕いて食べる磯底物釣りの代表的なターゲット。
専用の石鯛竿と大型両軸リール、ワイヤーハリスの仕掛けで狙う。
釣り方を選ぶ
仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ◎乗っ込み最盛期。産卵前の荒食いで大型が浅場に接近し磯石鯛釣りのベストシーズン | ◎船石鯛も好調。岩礁帯の浅場に集まったイシダイを胴付き仕掛けで効率よく狙える |
| 夏 | △産卵後で活性低下。高水温で深場移動するが、サンバソウ(若魚)は磯で釣れる | ○船からは深場の岩礁帯を狙える。産卵後の回復期で中型が安定して釣れる |
| 秋 | ◎秋の荒食いシーズン。越冬前のイシダイが浅場に戻り磯釣りが再び好調に | ◎船石鯛も絶好調。岩礁帯の広範囲でイシダイが活発にエサを追う好シーズン |
| 冬 | ×低水温で深場に移動。磯からは狙いにくいが九州南部・離島では可能性あり | △深場の根周りで狙えるが釣果は不安定。水温低下で活性が著しく低い |
適水温: 16〜26℃(18〜22℃が最適)
乗っ込みで大型イシダイが浅場に接近する最盛期。4〜6月は全国の磯で50cm超の銀ワサも現実的。水温16〜20℃で活性が一気に上がり、ウニ・サザエの甲殻類エサが最も効果的。船石鯛も好調で伊豆・房総・紀伊半島で安定した釣果が期待できます
6〜7月の産卵後に活性が低下。高水温で深場に移動し磯からは難しいですが、サンバソウ(20〜30cm)は堤防で引き続き釣れます。船は深場の岩礁帯で中型が安定。九州南部や離島では夏でも磯石鯛が成立するエリアも
越冬前の荒食いで活性が再び上がる秋のベストシーズン。磯石鯛・船石鯛・ルアーのいずれも好釣果が期待できます。10月前後は水温18〜22℃の適温帯でイシダイの活性がピーク。台風通過後は磯場のエサ生物が撹拌されて特に好調です
水温16℃以下で深場に移動し、磯からはほぼシーズンオフ。船では水深30〜50mの根周りで稀に狙えるが安定しません。九州南部や五島・男女群島では黒潮の影響で12月まで延長する地域も。来シーズンの準備期間として過ごすのが一般的です
北海道はイシダイの生息域の北限付近で、道南(函館周辺)の磯場で稀にサンバソウが確認される程度。石鯛専門で狙うフィールドとしては成立せず、本格的な石鯛釣りは関東以南の太平洋岸への遠征が必要。水温が低い期間が長くイシダイの生息環境として適さないエリア。
東北日本海側はイシダイの生息域外で、石鯛の生息記録はない。水温が低く岩礁帯もイシダイの生息環境として適さないため磯石鯛釣りは成立しない。石鯛釣りを楽しむには関東以南の太平洋岸(伊豆半島・紀伊半島等)まで南下する必要がある。
東北太平洋側はイシダイの分布域の縁辺部にある。黒潮の影響が弱いため水温がイシダイの適温に達する期間が短く、石鯛の魚影は極めて薄い。磯石鯛釣り・船石鯛ともに石鯛専門の釣りは成立せず、関東以南の太平洋岸(外房・伊豆半島方面)への遠征が必要。
上越・北陸エリアは日本海側にありイシダイの分布域の端にあたり、石鯛専門の釣りとしては分布域外に近い。佐渡島周辺で夏場の高水温期にサンバソウが散発的に釣れることがあるが、磯石鯛釣りや船石鯛の専門フィールドとしては魚影が太平洋側に比べて著しく薄い。
能登半島の外浦側で稀にイシダイが掛かる報告もあるが石鯛専門の釣りは成立しにくい。
新潟・富山湾・若狭湾はいずれも砂泥底や内湾性が強くイシダイの生息環境に乏しい。
関東エリアは伊豆諸島が磯石鯛釣りの聖地として全国的に知られ、神津島・三宅島・八丈島は大型銀ワサの実績が非常に豊富。三浦半島の城ヶ島は渡船で沖磯に渡れるポイントが複数あり、中型を中心に安定した釣果が出る。
相模湾西の真鶴・小田原周辺は地磯からの石鯛釣りがアクセスの良さから人気が高く、外房の洲崎〜白浜は房総半島屈指の石鯛ポイントとなっている。
東京湾内(東京湾東・東京湾奥)は内湾の砂泥底が主体でイシダイの生息環境に適さないエリア。4-11月がシーズンで5-6月の乗っ込みと9-10月の秋口が二大ベストシーズン。初島への船石鯛もアクセスが良く中〜大型が狙える。
伊豆半島は関東・東海共通の石鯛釣りの最大フィールドで、特に南伊豆の中木・入間・妻良・石廊崎は全国屈指の石鯛ポイントとして渡船が多数運航する。東伊豆の稲取・赤沢、西伊豆の仁科・田子も実績のあるフィールド。
志摩・尾鷲は黒潮が近接し魚影が濃く、英虞湾周辺は穴場的な石鯛ポイント。4-11月がシーズンで乗っ込みと秋口が好シーズン。
駿河湾西は岩礁帯が少なくイシダイの生息に適さないエリアもある。
紀伊半島が近畿最大の石鯛フィールドで、特に紀南(串本・すさみ・白浜・潮岬)は黒潮の影響で魚影が濃く大型銀ワサの実績が豊富。串本大島周辺は渡船利用の一級磯が多数あり、磯石鯛釣りの遠征先として全国から釣り人が訪れる。
紀中(由良・日高)も中型以上の実績がある。淡路島南端で散発的にサンバソウが狙えるが大型は期待しにくい。
大阪湾内(大阪湾奥・堺泉北方面)は内湾性が強くイシダイの生息環境に乏しく石鯛専門の釣りは成立しにくい。4-11月がシーズン。
山陰・山陽エリアは瀬戸内海側と日本海側で状況が異なる。瀬戸内海はしまなみ海道周辺の潮流が速い岩礁帯で夏〜秋に磯石鯛釣りで中型イシダイが狙える。
山陰の隠岐諸島は離島ならではの魚影の濃さで磯石鯛釣りの大型実績が豊富な遠征先。下関・北九州の関門海峡周辺は潮通しが良く中型が安定する。
5-10月がシーズン。
四国の石鯛釣りは太平洋側が中心で、足摺岬・室戸岬・柏島は黒潮の直撃エリアとして全国屈指の石鯛フィールドに位置づけられる。鵜来島は四国随一の魚影の濃さで大型イシダイの実績が毎シーズン報告される聖地。
宇和海(愛媛南部)は穏やかな湾内磯で初心者でも入りやすい渡船エリアが多い。瀬戸内側は佐田岬周辺で中型が出る。
鳴門海峡は速い潮流でイシダイが生息するが上級者向け。4-11月がシーズン。
九州は全国代表格の石鯛フィールドが集中するエリアで、通年に近いシーズン(4-12月)が最大の魅力。五島列島・男女群島は磯石鯛釣りの「銀ワサの聖地」として全国から遠征者が訪れ、60cm超・5kg超の大型が毎シーズン記録される超一級フィールド。
鹿児島の佐多岬・種子島・屋久島・甑島は黒潮の恩恵で魚影が非常に濃い。大分の佐賀関・宮崎の日向灘、長崎の壱岐・対馬も離島遠征先として人気が高い。