オキアミコマセで群れを寄せてハリス付き1本針で釣る最もポピュラーなカツオ船釣り。相模湾が日本最大のフィールドで、7〜10月に船中100本超の大釣りも。初心者でも船長のタナ指示に従えば釣れる入門しやすい釣法。
7:3調子の2m船竿を選びます。穂先でカツオの前アタリを感知しつつ、80号ビシのシャクリもキレよく操作できます。オモリ負荷60〜120号対応なら潮が速い日の100号にも余裕があります。
電動 500-3000番が扱いやすいです。
PE4号が標準です。直線強力30kgで十分な強度がありつつ、潮切れも良くオマツリしにくいです。太くすると潮受けが増してビシが流されます。マルチカラーを選ぶとタナの再現性が上がります。
フロロ12号50lbを1〜2m取ります。天秤周りでPEが擦れて切れるのを防ぐ役割です。PEとはFGノットで結束し、揺れる船上でも確実に組めるアシストツールがあると安心です。キャスト時のガイド抜けと根ズレ吸収のバランスがよく、不意のキハダにも粘れます。
ビシカゴ80-120号でコマセを撒き、ハリス フロロ6〜10号(標準8号5m)の1本針仕掛けでカツオの強烈な引きに備えます オキアミLLの集魚効果でカツオの群れをタナまで寄せます。付けエサは尾羽を切ってまっすぐ針に付け、水中での回転を防ぐとコマセの煙幕に自然に馴染みます。コマセは3kgブロックを2〜3個用意します。
ビシにオキアミコマセを詰めて船長指示のタナまで仕掛けを下ろし、竿を大きくシャクってコマセを振り出します。コマセの煙幕の中にハリス付きの1本針(オキアミ付け)を漂わせてカツオを食わせます。シャクリのタイミングは2〜3回に分けてコマセを段階的に振り出し、最後のシャクリの後に竿を止めてアタリを待ちます。船長の「タナ○m」のアナウンスに従い、ビシの位置をそのタナに合わせるのが最重要で、自分勝手なタナ取りは厳禁です。カツオはヒット後に猛烈なファーストランを見せるため、ドラグは事前に適切に設定しておきます。ハリスが指に絡まった状態でカツオが走るとラインによる切り傷を負うため、取り込み時はハリスを素手で持たず必ずグローブを着用します。船上では同乗者とのオマツリ(仕掛けの絡み)に注意し、カツオがヒットしたら速やかに竿を上げてラインを他の仕掛けの上に通します。血抜き・氷締めを船上で迅速に行い、鮮度を保ちます。
コマセの振り出し量を調整するビシの窓(コマセ放出口)の開閉が釣果を左右します。窓を全開にすると一度に大量のコマセが出てすぐになくなるため、1/3〜1/2開きで少しずつ出すのが基本です。シャクリの幅は1〜2mが標準で、大きくシャクると広い範囲にコマセが拡散します。カツオの群れがタナに集まったら、シャクリ幅を小さく・ゆっくりにしてカツオに警戒心を与えない方法も試す価値があります。
ハリスの長さがコマセカツオ釣り最大のキーポイントです。標準は5mで、食い渋り時は8〜10mまで伸ばすと劇的に食いが変わることがあります。長いハリスはコマセの煙幕の中を自然に漂わせる効果が高いが、取り込みと手返しが悪くなるデメリットがあります。逆にハリスを短くすると手返しは良いがカツオに警戒されやすいです。
食い渋り時はハリスを細く(8号→6号)・長く(5m→8m)するのが最も効果的です。付けエサのオキアミは新鮮なものを使い、尾羽を切ってまっすぐに付けることで水中での回転を防ぎます。コマセの振り出し量を抑えて少量ずつ出し、タナにカツオを引きつけます。朝マズメ・夕マズメの時合いを逃さないことが最重要で、日中の渋い時間帯はタナの変更(上下2〜5m刻み)を積極的に行います。