FISH GUIDE
黒潮に乗り太平洋側を回遊する大型青物。
コマセ・キャスティング・フカセの船釣り3釣法で狙う。
釣り方を選ぶ
仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
| 船 | |
|---|---|
| 春 | ○四国・紀伊半島沖で初鰹シーズンイン。コマセ船が主体 |
| 夏 | ◎相模湾・駿河湾・外房で船釣り最盛期。コマセ・キャスティング好調 |
| 秋 | ◎戻り鰹シーズンで身質抜群の大型5〜8kgが期待できる |
| 冬 | ×水温低下で日本近海から姿を消すため船釣りも完全オフシーズン |
適水温: 19-25℃
黒潮に乗って太平洋側を北上開始する季節。四国(高知・足摺岬沖)では4月から初鰹が接岸し、紀伊半島(串本・白浜沖)でも5月頃から狙えます。
まだ脂は少ないが、さっぱりとした赤身は高知のタタキに最適。関東・東海方面へはまだ到達しない時期で、早期のカツオを狙うなら四国・九州への遠征が必要です。
コマセカツオが主力の釣法で、キャスティングはナブラの出方次第。水温が19℃を超えるとカツオの接岸が本格化する。
カツオ遊漁の最盛期。相模湾は7月に群れが到着し、8〜9月がピークで船中50〜100本超も。駿河湾ではキャスティング船でナブラ打ちが楽しめます。外房は魚影が濃く3釣法すべて好調。キハダとの同時狙いも醍醐味です
三陸沖から南下する「戻り鰹」のシーズン。脂肪含有量が初鰹の10倍以上で年間特に良い食味です。相模湾・駿河湾・外房では9〜10月がピークで5〜8kgの良型が狙えます。気仙沼沖は戻り鰹のメインフィールド。コマセ・キャスティングともに好調です
水温が17℃を下回ると日本近海から姿を消し、赤道付近の暖海域へ回遊するため完全なオフシーズン。遊漁船の出船はなく、釣りの対象外となる。来シーズンに向けたタックルの手入れ・新調や、船宿の予約を済ませておくのに適した時期。
鹿児島・沖縄の一部海域では暖流の影響で冬季にもカツオが見られることがあるが、遊漁としては現実的ではないです。
北海道は親潮の勢力が強く、カツオの適水温(19〜25℃)に達する期間が極めて短い。コマセカツオ・キャスティングともに遊漁としてのインフラは整っておらず専門に狙うのは現実的ではない。
カツオを狙うなら東北(三陸)以南への遠征が必要。北海道からカツオ釣行を計画する場合は8〜10月の三陸遠征が最も現実的な選択肢。
東北日本海側は対馬暖流の影響下にあるが、カツオの主要回遊ルートである黒潮からは遠く離れておりカツオの接岸は基本的にない。コマセカツオ・キャスティング等の遊漁船は存在せず、カツオを狙うなら太平洋側の三陸への移動が必須。8〜11月の戻り鰹シーズンが三陸のベストタイミング。
黒潮と親潮がぶつかる三陸沖は世界有数の好漁場で、8〜11月に戻り鰹の本格シーズンを迎える。気仙沼はカツオ漁獲量日本一があり、遊漁船も出船する。
石巻・金華山沖も好漁場で、9〜10月の戻り鰹は身質が最も乗った「トロカツオ」の本場。八戸沖は戻り鰹の北限エリアで接岸する年としない年の差が大きいが、当たり年は大型が狙える。
シーズンは短いが質の高いカツオが釣れるのが三陸の強み。コマセカツオが主流。
上越・北陸は日本海に面しており、カツオの主要回遊ルートである黒潮の影響圏外にある。コマセカツオ・キャスティング等のカツオ遊漁は存在しない。
対馬暖流の影響で水温はある程度あるものの、カツオの適水温に安定して達する期間がなく遊漁の対象外。カツオを狙うなら太平洋側(駿河湾・相模湾)への遠征が必要。
関東はカツオ遊漁の中心地で、相模湾(茅ヶ崎・平塚・小田原・三崎)と外房(大原・勝浦・銚子)が二大フィールド。相模湾は7〜11月がメインシーズンで日本最大級のカツオ遊漁フィールド。
7月に群れが到着し8〜9月がピーク、10〜11月は戻り鰹で身質抜群の良型が狙える。コマセカツオが主力だがキャスティング便も人気が高い。
キハダマグロとの同時狙いが醍醐味。
外房は黒潮本流との距離が近いため5月から初鰹が狙え、相模湾より早くシーズンインする。東京湾内(東京湾奥・東京湾東・東京湾西)はカツオの適正環境外であり回遊はない。相模湾・外房の遊漁船を利用するのが現実的。
駿河湾は日本最深の湾で黒潮分枝流が流入するため大型カツオが接岸しやすい環境。御前崎〜沼津沖がメインフィールドで6〜11月がシーズン。
キャスティング船が盛んでナブラ打ちの興奮度の高い釣りが楽しめる。コマセカツオ船も多数出船し、清水・焼津沖では深場で大型が狙える。
遠州灘(浜松〜御前崎西沖)も太平洋に面した外洋ポイントでカツオの回遊ルート上にあり、6〜10月にコマセ・キャスティング船が出船する。
伊豆半島沖は相模湾と連続するフィールドで、南伊豆・西伊豆からの出船でもカツオが狙える。伊勢湾内(名古屋・四日市・知多・三河湾)はカツオの適正環境外であり回遊はない。
紀伊半島は黒潮本流が最も近づく本州のエリアの一つで、初鰹の接岸が関東より1〜2ヶ月早い。串本・白浜・すさみ沖が中心で5〜10月がシーズン。
5〜6月の初鰹と9〜10月の戻り鰹の二峰性シーズンが特徴。エサ釣りの実績が高くベテランアングラーに人気がある。
大阪湾・神戸〜明石・播磨灘・淡路島・若狭湾は瀬戸内海または日本海に面しているためカツオの回遊は基本的にない。
紀北(和歌山〜有田)から紀南にかけて徐々に黒潮の影響が強まり、串本に近づくほどカツオの魚影が濃くなる。
山陰(日本海側)は黒潮の影響が届かずカツオの回遊ルート外。瀬戸内海(広島・岡山)も閉鎖的水域でカツオの適正環境にない。コマセカツオ・キャスティング等のカツオ遊漁は存在せず、カツオを狙うなら太平洋側(紀伊半島・四国・九州東岸)への遠征が必要。
四国太平洋側はカツオの本場で、特に高知県は「カツオの一本釣り」で全国的に有名。足摺岬・室戸岬沖は黒潮本流に近く4月から初鰹が狙える全国で最も早いエリアの一つ。
高知市周辺(宇佐・須崎)の遊漁船は数が多くアクセスも良好で、4〜11月の長いシーズンでコマセ・キャスティング・エサ釣りが楽しめる。瀬戸内側(香川・愛媛)や鳴門周辺は閉鎖的水域のためカツオの回遊はない。
高知県土佐清水沖は足摺岬西側のカツオポイントで清水サバでも人気の好漁場。
九州太平洋側は黒潮本流域に近いため初鰹の接岸が全国で最も早く、3月末〜4月に初入りすることがある。日南・鹿児島(枕崎)・屋久島・種子島沖が中心フィールドで4〜11月がシーズン。
屋久島・種子島沖は大型カツオの実績が高く10kg超の個体も。鹿児島県は鰹節生産の本場でもある。
玄界灘・有明海など日本海側や内湾はカツオの回遊圏外。
沖縄は暖流の影響で冬季にもカツオが見られることがあるが、遊漁船の選択肢は限定的。