FISH GUIDE
クロマグロより身近な大型マグロ。
引きの強さは青物随一で、キャスティング・ジギングの好対象。
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | −外洋性の大型回遊魚のため、岸から狙うことはできない | △黒潮に乗って北上開始。沖縄・九州南部で早くから狙える |
| 夏 | −外洋性の大型回遊魚のため、岸から狙うことはできない | ◎キャスティング最盛期。相模湾・駿河湾で30kg超も |
| 秋 | −外洋性の大型回遊魚のため、岸から狙うことはできない | ◎荒食い期。型も良くなり40kg超の大型も |
| 冬 | −外洋性の大型回遊魚のため、岸から狙うことはできない | △南方で狙える。沖縄ではパヤオ周りで通年OK |
適水温: 18-28℃
黒潮に乗って北上開始。沖縄・九州南部など暖海では早い時期から狙えます。パヤオ周りや黒潮本流域でのキャスティング・ジギングで実績がある。本州では水温がまだ低く、シーズンオフの時期。
相模湾・駿河湾などでキハダキャスティングが最盛期。ナブラ撃ちで30kg超の大型も狙えます。コマセ釣り・ジギングも好調で、各地の遊漁船が出船。水温上昇とともにベイト(イワシ・カタクチイワシ)の群れが入り、それを追ってキハダが接岸する。
南下前の荒食いで活性が高いです。型も良くなり、40kg超の大型も期待できます。コマセ釣り・泳がせ釣りでの大型率が上がります。相模湾では10月頃まで好調が続き、駿河湾・土佐沖でも狙えます。
南方へ移動し、日本近海では狙いにくいです。沖縄・奄美など暖海域では通年狙えるが、本州では事実上のオフシーズン。来シーズンに備えてタックルのメンテナンスやリーダーの結び直しを行う時期。
北海道周辺はキハダマグロの分布域の北限を大きく超えており、黒潮系の暖水塊が強く差しても専門に狙う船釣りは成立しません。カツオやサワラのような一時的な回遊と違い、安定した釣果実績はなく外洋遠征の対象外です。
東北日本海側は黒潮の直接影響が届きにくく、キハダマグロの主回遊ルートから外れます。対馬暖流の年変動で表層回遊魚が増える年でも、キハダを専門に狙う船釣りが成立するほどの魚影は確認されていないうえ、専門便が定着した記録もありません。
津軽・男鹿・庄内を個別に見ても専門に狙うには不向きで、東北日本海側は分布域外寄りの海域として扱うのが妥当です。
東北太平洋側は黒潮続流の影響を受けるものの、キハダマグロの安定した主戦場ではありません。カツオ船や大型回遊魚狙いで単発に混じる可能性はある一方、相模湾のように専門便が継続するだけの回遊量は確認されていない海域で、安定した専門船の記録もありません。
三陸・松島湾・常磐を含めて分布域の北限寄りにあたり、東北太平洋側は専門に狙うには不向きです。
上越・北陸は日本海側で黒潮本流から外れるため、キハダマグロの大規模回遊は期待しにくい地域です。カツオなど他の回遊魚は入っても、キハダを専門に追う船釣りは再現性が低く、継続的な専門便の記録がない分布域の端として扱うのが妥当です。
相模湾がキハダマグロ釣りの一大フィールド。三崎・腰越・平塚・小田原の各港から多数の遊漁船が出船。
夏〜秋にナブラが頻発し、キャスティング・ジギング・コマセ釣りで30kg超を狙える。外房沖でも黒潮の影響でキハダが回遊し、勝浦・鴨川から出船する遊漁船がある。
7〜10月がハイシーズンで、特に8〜9月が最盛期。東京湾奥・東京湾西・東京湾東は内湾性が強く、キハダを専門に狙うには不向きです。
駿河湾は相模湾と並ぶキハダの好フィールドで、水深が深くジギング・コマセ釣りの大型実績が豊富。伊豆半島周辺は黒潮の影響を強く受け、東伊豆〜南伊豆〜西伊豆にかけてキハダの回遊ルートとなっている。
遠州灘は黒潮蛇行時にキハダが入る。夏〜秋がシーズンで、50kg超の実績もある。
伊勢湾奥・知多半島・三河湾の内湾側はキハダを専門に狙うには不向きです。
紀伊半島の太平洋側は黒潮本流域に近く、夏〜秋にキハダが回遊する。志摩沖・熊野灘は三重県側の好フィールドで、鳥羽・尾鷲から出船。
紀伊半島南端の串本周辺は特に大型の実績が高く、全国から遠征アングラーが訪れる。紀中〜紀北でもキハダの回遊が見られ、20〜40kgクラスが中心。
大阪湾奥・大阪湾南・神戸〜明石・播磨灘・淡路島・若狭湾は瀬戸内・内湾寄りで外洋性キハダは狙えない分布域外にあたる。
山陰・山陽は瀬戸内海側が外洋性のキハダマグロに不向きで、山陰沖も黒潮本流から外れるため魚影が薄い地域です。カツオやシイラの回遊は見られても、キハダを専門に狙う船釣りは成立しにくく、継続した専門船の記録がない分布域の端として扱うのが実情です。
高知県土佐沖〜足摺沖は黒潮が直接当たるエリアで、キハダの回遊が安定している。高知・宿毛・土佐清水から出船。
夏〜秋のキャスティング・ジギングに加え、コマセ釣り・泳がせ釣りでも狙える。60kg超の大型実績もある。
宇和海(愛媛・宿毛沖)でも豊後水道を通じてキハダが回遊する一方、瀬戸内側と鳴門周辺は魚影が薄く外洋性キハダは狙えない分布域外にあたる。
九州〜沖縄はキハダの主要な回遊ルート上にあり、広範囲で狙える。日向灘(宮崎沖)は夏〜秋にキャスティングが盛ん。
大分沖は豊後水道の潮通しで回遊が見られる。五島列島周辺は大型青物の宝庫。
鹿児島沖〜屋久島は黒潮本流域で大型の実績あり。奄美・トカラ列島は南方系のキハダが通年回遊。
沖縄はパヤオ(浮き漁礁)周りでの釣りが人気で、通年に近く狙える。有明海と長崎沿岸の内湾寄りは専門に狙うには不向きです。