船から専用タックルでタコを狙います。タコエギまたはタコテンヤを使用です。東京湾・明石など各地で人気の釣り物。
先調子(8:2または9:1)は穂先の曲がる割合が大きくアタリが判断しやすいです。8:2調子は初心者向きで操作しやすく、9:1は操作性を重視する上級者向き。6:4などの胴調子は大きく曲がる分、誘いやフッキングの操作レスポンスが悪く船タコには不向き。オモリ負荷50-60号に対応し、関西エリア(明石)の標準オモリを扱えます。グラスソリッド穂先は感度と粘り強さを確保します。
ベイトリールは剛性が高く、タコの強烈な引きに耐えるドラグ力5kg以上を確保です。150-200番はPE2-3号を200m巻ける容量で、船タコの標準。明石・東京湾・瀬戸内ではオシアコンクエスト200/201HG/300HG(SHIMANO)、グラップラー300HG、スティーレ101PG、フネXT 150-OP(DAIWA)、GENPU XT150などが現場主流。ギア比はパワー重視ならローギア(PG)が巻き取りが軽く長時間でも疲れにくく、手返し重視ならハイギア(HG)が有利です。深場・数釣りで巻き上げ負担を減らしたい場合はフォースマスター600などの電動リールも選択肢
PE2-3号は感度と強度を確保し、タコが乗った重みや違和感を明確に伝えます。伸びが少ないため、底取りや誘いの操作性に優れています。200m以上巻ける容量が必要で、船タコでは根掛かり・ライントラブルに備えて余裕を持たせます。PE3号は大型狙い・潮が速い場所で推奨です。色分けPEラインなら水深把握が容易です。
船タコは底のオモリ50-80号と組み合わせて根を擦るため、フロロ8-12号(30-50lb)が現場標準です。明石・淡路・東京湾の現場ではフロロ8号(タナトル2号と組み合わせ)が中央値、因島・明石二見沖などPE3号と組み合わせる場合は12号も使用。天草・糸島・瀬戸内のボートオクトパッシングでは50lb(≒12号)も多数。FGノットまたはPRノットで結束し、編み込みが苦手な人はFGノットアシストツールを使うと現場でも安定して組み直せます。根の荒い場所では1.5m以上に伸ばすと安心
タコエギ2-3本の多連結リグで広範囲を効率よく探れます。幹糸8-10号にスナップサルカンでエギを接続し、底をこまめに叩いてアピールするのがコツです。明石遊漁ルール(PE3号MAX・エサ禁止)には注意が必要 明石本場ではタコマスター フラッシュブースト(SHIMANO)・蛸墨族(ハリミツ)・ハヤシのタコさんが定番、ダイワでは快適船タコエギSS・船タコエギⅡ・まだくちゃん。東京湾では蛸乗りジョニー・TACO-LE シェイク(DUEL)・オクトパスタップが活躍し、伊勢湾はエギ番長、広島湾はロケッティア アキュレイド、横浜・福岡はタコやんが実績豊富。サイズは3-3.5号が主流で、実績カラーは黄・緑・赤・ピンクの定番に加え、曇天はゴールド系、明石2025年は緑系・赤・ピンクの優位が確認されています。カラーローテーションでアタリパターンを探り、エサ巻きテンヤは大型狙いや潮速時の安定感に効きます
船タコエギは複数個を縦に連結して使用することが多いです。仕掛けを底まで落とし、正確な底取りを行います。着底後は竿先を小刻みにシェイクしてアピールし、数秒〜十数秒のステイを入れます。誘いは「オモリ一つ分」(10-20cm)を動かすイメージで、エギを完全に底から浮かさないのがコツ。ライン角度は90度(垂直)キープが理想で、潮や風で斜めになり始めたら一旦回収して潮上に再投入します。船酔いしやすい人は酔い止め薬を事前に服用し、空腹・満腹を避けます。船長の指示(投入タイミング、回収指示、ポイント移動等)は必ず守ります。明石エリアでは遊漁期間(毎年5-8月)、鹿の瀬の解禁日(5月中旬)、100g以下リリース、エサ使用禁止、PE3号MAXなどの資源保護ルールが定められているため、出船前に必ず船宿に確認します。タコエギ・テンヤの予備を3-5個準備しておきます。根掛かりロストが多いため、ハサミ・プライヤー等の小物も必携です。
板にアジ、カニ、豚の脂身などのエサを巻き付ける伝統的な仕掛け。着底後、底をゆっくり引き摺りながら巻いてきます。タコの喰いが良く、特に大型狙いに適しています。潮が速い時はテンヤの安定感が活きます。
タコが乗ると竿先に重みが乗ります。根掛かりと区別がつきにくいですが、生命感があれば迷わず合わせます。大きく竿を煽って針を深く掛け、根に入られる前に一気に巻き上げます。巻き上げはポンピング厳禁。一定テンションで巻き続けることでバラシを防げます。
初夏(6-7月)は浅場(5-12m)中心で大型混じりのチャンス。秋(9-10月)は1kg前後で安定します。冬は深場(20-40m)で良型狙いです。
江戸前マダコ漁の流れを汲む手釣りスタイル(ポリエステル道糸25号+テンヤ+冷凍イシガニ)も東京湾の一部船宿で現役です。竿釣り主流の現代では補助的な位置づけですが、指先で吸盤の感触を直接感じ取れるため、繊細なアタリ感知に優れます。