小さなスッテを数本つないで船から落とし、たたいた後の穂先の変化を掛けます。直結、直ブラ、ブランコ、ゼロテンは同じ釣行の中で使い分けます。
小さな穂先の変化を掛けられ、指定オモリを背負っても操作できる専用竿を使います。直ブラやブランコ中心なら少し胴へ入る竿、直結やゼロテン中心なら穂先が軽く戻りの見やすい竿が扱いやすいです。
浅場では軽い小型両軸が扱いやすく、巻き上げ長の分かるカウンター付きなら落とし直しもそろえやすくなります。深場で重いオモリを何度も回収する時期は、船宿へ確認して小型電動を使います。
細いPEは穂先へ変化を伝えやすい一方、同船者と太さが違うとオマツリが増えます。船宿指定の号数と長さを優先し、先端は仕掛け上部のスナップやサルカンへつなぎます。
直結は変化が伝わりやすく、直ブラは感度と保持力の間を取り、ブランコは掛けた後に外れにくい仕掛けです。船宿指定の本数と全長に合わせ、投入器へ上から順に収めます。色や形を替える前に、着底、たたき、止め、掛ける動作をそろえます。
乗ったスッテは残し、反応が続かなければ一つずつ色や種類を替えます。歯ブラシでカンナの汚れを落とし、曲がりも確認します。
オモリ号数、PE号数、スッテ数、仕掛けの全長を船宿へ確認します。同じ海域でも、水深やオマツリ対策で指定が違います。初めてなら直ブラかブランコでよいか、貸し投入器があるかも聞いておくと準備しやすくなります。
深場で80号前後を使う時期は小型電動が楽ですが、浅場で30〜60号なら小型の手巻き両軸が軽く、細かな変化を取りやすいです。
直ブラは短い枝にスッテを付け、直結よりイカを保持しやすく、ブランコよりアタリが伝わりやすい仕掛けです。ブランコは枝を長く取り、掛けた後に外れにくいのが長所です。直結はスッテを幹糸へ直接つなぐため変化がよく伝わり、手返しも速い反面、巻き上げ中に糸を緩めると外れやすくなります。
ゼロテンは直結仕掛けでオモリを底につけ、穂先に出る小さな変化を掛ける操作です。初回から一つに決め打ちせず、船宿の勧めと当日の乗り方に合わせます。
投入合図が出たら、仕掛けを投入器から一気に落とします。着底したらすぐに糸フケを取り、この瞬間のアタリを確認します。直結や直ブラでは底から約1m上げ、細かくたたいてスッテを動かし、ぴたりと止めます。
ゼロテンはオモリを底につけたまま穂先へ余計な重さを掛けず、震え、戻り、押さえ込みを待ちます。
止めた穂先が少し戻る、押さえ込まれる、震えが消えるといった変化が出たら、迷わず小さく鋭く竿を上げます。重みがなければ、すぐにたたき直してもう一度止めます。長く待ち続けるより、船が群れの上にいる短い時間に、たたく、止める、掛ける動作を繰り返します。
反応がない時は、10〜20m巻いてから再び落とします。同じスッテを底に置いたまま待つより、落下で別のイカへ見せ直します。船が移動する時はすぐに巻き上げ、仕掛けを投入器へ順番に収めます。スッテを床へ広げると手前マツリや針掛かりの原因になります。
乗ったら一定の速さで巻き、竿をあおったり途中で止めたりしません。取り込みでは幹糸を上から順に手繰り、直結は特に糸を緩めないようにします。イカは投入器や船べりへ置かず、すぐに外して再投入へ移ります。釣れたイカは海水へ漬けっぱなしにせず、水気を切って冷やします。