小さなスッテを数本つないで船から落とし、小刻みに動かした(たたいた)後、穂先の変化でアワセます。直結、直ブラ、ブランコ、ゼロテンは同じ釣行の中で使い分けます。
オモリ号数、PE号数、スッテ数、仕掛けの全長を船宿へ確認します。同じ海域でも、水深や、仕掛けどうしが絡むオマツリ対策で指定が違います。初めてなら直ブラかブランコでよいか、貸し投入器があるかも聞いておくと準備しやすくなります。深場で80号前後を使う時期は小型電動が楽ですが、浅場で30〜60号なら小型の手巻き両軸が軽く、細かな変化を取りやすいです。
直ブラは短い枝にスッテを付け、直結よりイカを保持しやすく、ブランコよりアタリが伝わりやすい仕掛けです。ブランコは枝を長く取り、掛けた後に外れにくいのが長所です。直結はスッテを幹糸へ直接つなぐため変化がよく伝わり、手返しも速い反面、巻き上げ中に糸を緩めると外れやすくなります。ゼロテンは直結仕掛けでオモリを底につけ、穂先に出る小さな変化を掛ける操作です。初回から一つに決め打ちせず、船宿の勧めと当日の乗り方に合わせます。
投入合図が出たら、仕掛けを投入器から一気に落とします。着底したらすぐに糸フケを取り、この瞬間のアタリを確認します。直結や直ブラでは底から約1m上げ、細かくたたいてスッテを動かし、ぴたりと止めます。ゼロテンはオモリを底につけたまま穂先へ余計な重さを掛けず、震え、戻り、押さえ込みを待ちます。
止めた穂先が少し戻る、押さえ込まれる、震えが消えるといった変化が出たら、小さく鋭く竿を上げます。重みがなければ、すぐにたたき直してもう一度止めます。長く待ち続けるより、船が群れの上にいる短い時間に、たたく、止める、掛ける動作を繰り返します。
反応がない時は、10〜20m巻いてから再び落とします。同じスッテを底に置いたまま待つより、落下で別のイカへ見せ直します。船が移動する時はすぐに巻き上げ、仕掛けを投入器へ順番に収めます。スッテを床へ広げると、自分の仕掛け同士が絡んだり(手前マツリ)、針が引っかかる原因になります。
乗ったら一定の速さで巻き、竿をあおったり途中で止めたりしません。取り込みでは幹糸を上から順に手繰り、直結は特に糸を緩めないようにします。イカは投入器や船べりへ置かず、外してからすぐに再投入します。釣れたイカは海水へ漬けっぱなしにせず、水気を切って冷やします。