FISH GUIDE
マヒマヒとも呼ばれる外洋性の回遊魚です。
流れ藻、流木、パヤオ、潮目に寄る群れを船から探すほか、夏から秋には外洋に面した岸へ回遊する魚も狙えます。
まず見るところ
流れ藻、流木、ブイ、パヤオの周りを探し、表層へ出る魚にはペンシルやポッパーを通します。追うだけで食わない時は、着水点、巻き速度、ルアーの大きさを変えます。魚が沈んだらミノーやジグで一段下を探ります。
釣り方を選ぶ
仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ×ショアからの実績はほぼなし。水温上昇を待つ時期 | △九州南部・沖縄のパヤオ周りで散発的に回遊が見られる程度 |
| 夏 | ○紀伊半島・四国太平洋側の磯で回遊シイラが狙えるポイントあり | ◎漂流物パターンのオフショアキャスティングが全国的に最盛期を迎える |
| 秋 | ○駿河湾・紀伊半島の磯場で南下前の回遊シイラが狙える好期 | ◎南下前の荒食いでメーターオーバーの実績が集中する型物シーズン |
| 冬 | ×水温低下でショアからの回遊は見られない。オフシーズン | ×日本近海からほぼ姿を消す。沖縄パヤオ周りでわずかに狙える程度 |
適水温: 22-28℃
黒潮に乗ってシイラが北上を開始する時期。沖縄では4月頃からパヤオ周りでオフショアキャスティングの実績が出始め、九州南部でも5月に入ると散発的な回遊が確認されます。本州ではまだシーズン前で、来るべき夏のハイシーズンに向けてタックルの準備を進める期間となります。
夏は相模湾、外房、駿河湾、紀伊半島、四国、九州などでシイラを狙う船が出ます。流れ藻、流木、ブイ、パヤオの周りに魚が付いていれば、ダイビングペンシルやポッパーを表層へ通します。
岸からの回遊は船より読みづらいため、紀伊半島や四国など外洋に面した場所でも、直近釣果、風向き、うねりを確認して釣行を判断します。
9〜10月も暖水が残る海域では回遊が続き、大型が交じることがあります。相模湾、外房、駿河湾などの出船状況は年と水温で変わります。紀伊半島、四国、九州では11月頃まで釣果が出る年もありますが、釣行前に船宿の予定と直近釣果を確認します。
岸からは駿河湾周辺などで回遊に当たることがあります。台風後やうねりが残る日は釣果より安全を優先します。
水温が22℃を下回り日本近海からほぼ姿を消します。沖縄の一部パヤオ周りでわずかに回遊が見られる程度で、積極的に狙う時期ではないです。この期間はタックルのメンテナンスと来シーズンの準備に充てるのが現実的。
シイラの分布域の北限をはるかに超えた北海道沿岸は黒潮系暖水の到達範囲外にあり、夏季でも海水温がシイラの活性水温(22℃以上)に達しにくい。釣りの対象として成立する回遊パターンは確認されておらず、シイラを狙うなら本州中部以南への遠征が必要。
東北日本海側では、暖水が入る夏から秋にシイラが交じる年があります。ただし毎年同じ時期と海域に入るとは限らず、専門便も限られます。青物船の対象魚と直近釣果を確認してから判断します。
東北太平洋側では、暖水が北上する年に夏から初秋の釣果が出ることがあります。専門便は限られるため、青物船の対象魚、海面水温、直近釣果を確認します。
対馬暖流の影響で日本海側にもシイラが回遊するが、太平洋側と比べると魚影は薄い。新潟・佐渡沖、能登沖で8〜10月に船のルアー便の外道として釣れるケースがあるが、シイラ専門の遊漁船は存在しない。漂流物を発見した際にキャスティングで狙えることがある。
相模湾では平塚、茅ヶ崎、小田原などから夏から秋にシイラを狙う船が出ます。初めて乗る場合は、船宿指定のPE号数、ルアー重量、バーブ処理、取り込み方法を事前に確認します。外房や東京湾口でも回遊が見られる年があります。
駿河湾は水深が深く黒潮の影響を受けやすいため大型シイラの回遊が安定しており、沼津・焼津・御前崎から遊漁船が出船する。7〜10月がシーズンで8〜9月がピーク。遠州灘は浜松沖で外洋船の釣りの実績がある。ショアからは御前崎周辺の地磯で回遊シイラが狙えることがある。
紀伊半島南部の串本、潮岬、白浜周辺では、黒潮の位置と水温が合う時期にシイラの回遊が見られます。船から漂流物や潮目を探すほか、岸から釣果が出ることもあります。大阪湾や瀬戸内側とは条件が異なるため、南紀の出船情報と海況を確認します。
瀬戸内側ではシイラを専門に狙う情報が限られます。山陰側では暖水が入る夏から秋に青物船で交じる年があります。釣行前に船宿の対象魚と直近釣果を確認し、四国南部や紀伊半島の出船情報も比較します。
高知県沖では黒潮の位置と水温が合う時期にシイラの回遊が見られ、パヤオ周りを狙う船もあります。室戸岬、足摺岬周辺や高知港、土佐清水発の対象魚と出船予定を確認します。
瀬戸内側と太平洋側では条件が異なるため、同じ四国内でも直近釣果を分けて見ます。
宮崎、鹿児島、沖縄では、本州より早い時期や遅い時期にもシイラが対象になることがあります。パヤオの利用方法、対象魚、出船時期は地域と船宿で異なります。那覇、宜野湾、離島を含め、予約前に最新の案内を確認します。