FISH GUIDE
夏の風物詩として親しまれる淡水エビ。河川の護岸際をミャク釣りで狙う。長い腕(鉗脚)が特徴で、唐揚げにすると香ばしく食味が良い。手軽に楽しめる入門釣り。
釣り方を選ぶ
仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ○5月後半から釣れ始め、梅雨入りで本格シーズン開幕 | −テナガエビは護岸釣りが基本(ボート釣り不要) |
| 夏 | ◎ベストシーズン。夕方〜夜に入れ食いが続く | −テナガエビは護岸釣りが基本(ボート釣り不要) |
| 秋 | ○9月まで好釣。護岸でのミャク釣りが楽しめる | −テナガエビは護岸釣りが基本(ボート釣り不要) |
| 冬 | ×水温低下で深場に潜伏。完全なオフシーズン | −テナガエビは護岸釣りが基本(ボート釣り不要) |
適水温: 20〜28℃(22〜26℃が最適)
水温が15℃を超える5月後半から護岸際での釣果が出始めます。初期はまだ活性が低く日中の暖かい時間帯に限られるが、6月の梅雨入りとともに活性が一気に高まり本格的な数釣りシーズンが到来します。産卵期が始まる5〜6月は抱卵メスが多く見られる時期でもあります。
6〜8月が最盛期。高水温で活性が特に良いとなり、護岸のテトラや石積みの隙間で入れ食いになることも珍しくないです。夕方から夜にかけて活性がさらに高まり、夜釣りでは効率よく数を稼げます。産卵を終えたオスが活発に餌を求めてエリアを広げるため、数・型ともに期待できる時期。
9月は夏の好調が続き、護岸での数釣りが楽しめます。水温が20℃を下回り始める10月以降は活性が急激に低下し、石の下や泥底の深い場所に移動するため釣ることが難しくなります。11月以降は実質的なシーズンオフとなり、釣果はほぼ期待できません。
水温が10℃を下回る12月以降は石の下や泥底に深く潜り込んで休眠状態に入ります。動きが極めて鈍くなりエサへの反応もほとんどなくなります。2月末〜3月になって水温が上昇し始めるまで実質的に釣りの対象外となり、無理な釣行では釣果が期待できません。
テナガエビの自然分布域外。道内の河川・湖沼ではほとんど生息が確認されておらず、実質的に釣りの対象外となる。道南・太平洋岸の一部でごく少数の記録があるが、釣り場として成立する個体数はほとんど見込めない。
山形・秋田・新潟北部の河川下流域にごく少数分布するが、釣り場として成立する個体数は非常に限られる。山形県の最上川下流域や秋田県の米代川河口部に生息記録があるが、関東・近畿と比べると個体密度が低く、専門的な釣行は難しい。
テナガエビは淡水種のため、海域(津軽・男鹿・庄内)は分布域外にあたる。
宮城・福島の太平洋側河川(阿武隈川・北上川下流域など)に一定の個体が確認されている。仙台近郊の阿武隈川下流や名取川でも釣果情報がある。
関東より個体密度は低いが、6〜8月のピーク期には護岸際でミャク釣りが成立する場所もある。テナガエビは淡水種のため、海域(三陸・松島湾・常磐)は分布域外にあたる。
信濃川・阿賀野川(新潟)、手取川・犀川(石川)、九頭竜川(福井)など主要河川の中・下流域に生息。新潟の信濃川下流域は個体数が多く、梅雨明けからの盛夏が最盛期。
護岸のブロック際やテトラ周辺をタナゴ竿のミャク釣りで狙うと好結果が出やすい。テナガエビは淡水種のため、海域(佐渡・富山湾・能登・若狭)は分布域外にあたる。
多摩川・荒川・江戸川・利根川が主要スポット。都市河川でも個体数が多く、関東は日本有数のテナガエビ釣り場の集積地。
護岸のブロック際やテトラの隙間をタナゴ竿のミャク釣りで探ると良型が出やすい。6〜8月のピーク期には入れ食いになることも。
夕方から夜にかけてウキ釣りでも数釣りが楽しめる。海水域・汽水域の護岸は釣れるが、純海水エリアはテナガエビの分布域外。
木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)や天竜川水系が人気釣り場。河口部の護岸や石積みをタナゴ竿のミャク釣りで効率よく探ると良型が出る。梅雨明けから8月にかけてがベストシーズンで、夕まずめからウキ釣りに切り替えると数が伸びやすい。海水域・外洋に面した海岸部はテナガエビの分布域外。
淀川・大和川水系が定番釣り場。琵琶湖流入河川でも釣れる。淀川の橋脚周辺や護岸のブロック際をタナゴ竿のミャク釣りで狙うと良型が出やすく、夏場の夕方からウキ釣りに移行すると一気に数が伸びる。夜釣りは特に活性が高い。大阪湾・紀伊水道の沿岸海域はテナガエビの分布域外。
江の川(島根・広島)、吉井川・旭川(岡山)、太田川(広島)などの主要河川中・下流域にテナガエビが生息する。関東・近畿より個体密度は低めだが、夏場の好条件日には十分な釣果が得られる。
護岸のブロック際や石積みをミャク釣りで探るのが基本。テナガエビは淡水種のため、海域(山陰・瀬戸内・下関)は分布域外にあたる。
四万十川が日本最大級のテナガエビ生息地として名高い。吉野川・仁淀川にも豊富に生息し、四国は全国的にみてもテナガエビ釣りの好適地。
清流の石積み護岸や砂利底の瀬の緩流部がポイント。夏場の護岸際のミャク釣りで大型も期待できる。
テナガエビは淡水種のため、海域(瀬戸内側・土佐・鳴門)は分布域外にあたる。
筑後川(福岡・佐賀)・球磨川(熊本)・大淀川(宮崎)など九州各地の主要河川にテナガエビが豊富に生息する。温暖な気候で個体の成長が早く大型が期待できる。
タナゴ竿を使ったミャク釣りやウキ釣りが基本で、夏の夕方から夜が特に活性が高い。沖縄には在来のテナガエビは少なく、固有近縁種(ヒメテナガエビ等)が生息する。
テナガエビは淡水種のため、海域(玄界灘・有明海)は分布域外にあたる。