船からダイビングペンシルやポッパーでキハダマグロのナブラを直撃する、最もエキサイティングな釣法。水面でのバイトシーンは圧巻で、キハダキャスティングの虜になるアングラーは多いです。
ルアーウエイト40〜120g対応のオフショアキャスティングロッドが必要です。MHクラスは20〜30kgまでの中型キハダに、Hクラスは30kg超の大型に対応します。レギュラーファスト(先調子)のアクションがキャストの正確性とフッキングパワーを確保します。プロ実測の主流は8.5-8.6ft帯(オフショアスティック バウデビル OBD-S86MH 8.6ft MH/神野梓・尾鷲沖、ブリスト ハイドロ 8.5XXH 8.5ft 50-230g/高木響・熊野灘ベイト)。乗合船のアンダーキャスト前提なら7-7.4ft(TSURI HACK 2326)。離島ロックショアでは10ft+ 2XHの超ヘビー(サーフスターJ.カスタム SFJS-103X2H+ 10.3ft/吉田匠・神津島)。
キハダのキャスティングは10000番の大型スピニングが必須です。ナブラに向けてプラグを遠投し、食った瞬間に走り出すマグロを止めるため、PE4〜6号を400m近く蓄える大容量スプールと、長時間効き続ける強力なドラグが命綱になります。剛性が足りないと一発で巻き込まれるので、ここはコストより信頼性で選ぶ一台です。フルキャストを繰り返すので自重とのバランスも確認します。
PE4号(20〜30kgクラス)〜6号(30kg超の大型)を使い分ける。300m以上の下巻き量を確保します。8本撚りの高強力PEが飛距離・耐久性ともに優れています。色分け(10m毎)タイプが残りラインの把握に便利です。
ナイロンリーダーが主流。フロロカーボンより伸びがあり、キハダの突然の突進やヘッドシェイクによるリーダーブレイクを防ぎます。太さは80lb(20号)〜130lb(32号)。長さは3ヒロ(約4.5m)が標準で、リールに巻き込まないか一巻きする程度を目安にする(TSURI HACK 2326)。PE5-6号の太糸とのFGノット結束はアシストツールで確実に行う(プロ実測: VARIVAS オーシャンレコードショックリーダー 100-140lb/神野梓・尾鷲沖、高木響・熊野灘、吉田匠・神津島)。
スナップまたはソリッドリング+スプリットリングでプラグを接続。大型キハダの負荷に耐える強度150lb以上のものを選ぶ。溶接リングが信頼性が高いです ダイビングペンシル(160〜200mm)が主力ルアー。大きく水面をダイブさせてアピール。ポッパー(150〜180mm)は水面でのスプラッシュで誘う。カラーはイワシカラー・ナチュラル系が定番です。プロ実測ではビーコン 180(D-CLAW・高木響/熊野灘)、ガチペン 200/ガチペンスイマー 180(BlueBlue・神野梓/尾鷲沖)、グランバイツ ブレイクヘッド 200/ラッシュダイブ 240(PALMS・吉田匠/神津島)等の現代モデルが定番。離島ロックショアでは240mm級の大型ペンシルも選択肢。マリア ダックダイブはポッパーの定番(TSURI HACK 4396)。
ナブラを発見したら素早くキャストします。ダイビングペンシル(160〜200mm)をナブラの進行方向にやや先行させて投入します。ロッドを大きく煽ってダイブさせ、水面直下を泳がせるアクションが基本です。ポッパーの場合はスプラッシュで誘い、ポーズを入れてバイトを待ちます。ナブラは一瞬で消えるため、常にキャスト準備をしておきます。船上での移動時はフックに注意しましょう。大型がヒットした際のファイトは体力勝負になるため、フィッシングベルト(ロッドベルト)があると楽です。
フッキング後は強烈な初走りに備えてドラグを適正に設定(5〜8kg)。ポンピング(竿を起こして巻き取る動作)を繰り返し、焦らずじわじわ寄せます。ラインブレイクを防ぐためロッドは常に曲げた状態をキープします。20kg超のキハダとのファイトは30分〜1時間に及ぶこともあります。