15〜20本針の胴突き仕掛けを水深300〜600mに沈め、キンメダイの群れを効率的に狙う伝統的な深場釣り。大型電動リールとグラスソリッド深場専用竿で、投入から回収まで30〜40分を要する1投入魂の深海釣り。
7:3調子のグラスソリッド竿2mを選びます。多点掛け(5〜7匹同時)の荷重をロッド全体の粘りで受け止められます。カーボンだと反発力が強く口切れしやすいため、グラス素材が深場釣りの定番です。
電動リールが必須です。水深300〜600mから総重量10〜15kgを巻き上げる作業は手巻きでは不可能です。PE12号1000m以上のキャパシティと巻き上げ速度100m/分以上が必要になります。
PE12号が標準です。多点掛けの荷重と鉄筋オモリ2kgに耐えつつ、太すぎるとオマツリの原因になります。1000m以上巻いて水深500m+予備500mを確保します。マーキング付きが便利です。
ナイロン30〜40号の幹糸をPE道糸に接続します。多点掛けの総荷重に耐える強度が必要で、ナイロンの伸びがショック吸収の役割を果たします。PE道糸との結束はFGノットが基本で、深場の水圧と多点掛けの荷重に耐える結束強度を確保します。FGノットアシストツールを使えば船上の揺れる足場でも確実に編み込めるので深場専門釣行では携行を推奨します。深海で仕掛けが絡みにくい硬さも重要です。
キンメダイは群れで行動するため多点掛けに最適化された15〜20本針の多針仕掛けで効率を最大化する。ムツ針19号のネムリ仕様は深海での自動フッキング率が高く、捨て糸は根掛かり時にオモリだけを切り離す安全装置として機能します 水深300〜600mへの投入と回収で往復1時間近くラインに付いているため針持ちの良さが最重要基準。カツオのハラモは繊維質で最も脱落しにくくキンメダイの食いも安定しており第一選択。食い渋り時は幅を0.8cmに狭くして食い込みを改善します
船長の指示ダナに仕掛けを投入し、鉄筋オモリ1.8〜2kgで素早くボトムまで沈めます。着底後は捨て糸分(4.5〜6m)を巻き上げてエダスを底から浮かせ、キンメダイの遊泳層に合わせます。深場では潮流の影響で仕掛けが大きく流されるため、着底感を確認しながら適宜底取りし直します。電動リールのメーター表示で水深を正確に把握し、船長の指示を最優先にします。仕掛けの投入は船長の指示に従いミヨシ側から順次行います。勝手に投入するとオマツリの原因です。仕掛けは1投ごとに新品に交換し、1日8組の持参が推奨です。地域によって針数制限(10本制限の船宿もある)があるため事前確認必須です。鉄筋オモリは船宿指定の重量を守り、回収時は電動リールの速度を上げすぎず一定速度で巻き上げて口切れを防ぎます。
キンメダイは群れで行動するため、群れに当たれば複数尾が同時に食いつきます。最初のアタリが出ても巻き上げずに待ち、追い食いを狙います。船長が「巻き上げ」の合図を出すまでアタリがあっても絶対に巻き上げません。多点掛け(5〜7匹同時ヒット)時は総重量5〜9kgに達するため、電動リールの巻き上げ速度をやや遅めに設定して口切れを防止します。
カツオのハラモは繊維質で針持ちが最も良く第一選択です。幅1cm×長さ12〜15cmにカットし、ムツ針にチョン掛けします。鮭皮は脱落しにくいが食い込みがやや劣ります。サバ短冊は皮側からチョン掛けし身崩れを防止します。下針にスルメイカの肝付きゲソを使うと大型のアタリが増える傾向があります。エサは前日に自宅でカット・塩締めして持参するのが基本です。