FISH GUIDE
背中に石灰質の硬い甲羅を持つのが最大の特徴のイカ。
墨を大量に吐くため関東では「スミイカ」の名で親しまれる。
釣り方を選ぶ
仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ◎産卵で浅場に接岸。底ズル引きエギングで300-500g級がアベレージ | ◎スッテ釣りのベストシーズン。良型安定で数釣りも期待 |
| 夏 | ○6-7月は残り親が狙える。8月以降は水温上昇で厳しくなる | ○深場に移動した個体を狙う。数は落ちるが良型狙い |
| 秋 | △成長中の新子が釣れ始める。秋後半に200g級まで成長 | △東京湾では新イカ船が出始める。小型だが数は出る |
| 冬 | ○成長した新子が狙える。水温低下で活性は下がるが良型化 | ○深場に落ちた新子を狙う。スッテ釣りで数・型とも期待 |
適水温: 15〜22℃
コウイカ釣りのベストシーズン。産卵のため浅場に接岸し、底をズル引きで攻めるエギングがハマる。オモリを追加して底取りを確実に。300-500g級がアベレージで、墨対策必須。船スッテ釣りも好調で、東京湾・伊勢湾では乗合船が賑わう。
6-7月はまだ狙えるが、産卵を終えた親イカは徐々に姿を消す。8月以降は水温上昇で活性が下がり厳しくなります。船釣りで深場を探るか、涼しい朝夕のマズメに絞るのがコツ。新子はまだ小さく狙うには早いです。
春に生まれた新子が成長中。9-10月はまだ小型(100-150g)が多いが、11月には200g級にサイズアップ。エギは2.5号に落とすと乗りやすいです。東京湾では「新イカ釣り」として人気で、寿司屋への出荷狙いの釣り人も多いです。
成長した新子が300g前後になり、釣り応えが出てくる時期。水温低下で活性は下がるが、底に張り付くコウイカには影響しにくいです。ボトムステイを長めにとって、ゆっくり誘うのがコツ。春に向けて産卵準備が進み、徐々にコンディションアップ。
コウイカは茨城県・山形県以南に生息する暖温帯性の種で、北海道の冷水域には分布しない。対馬暖流の影響が弱い北海道沿岸では水温が低すぎ、コウイカの生息に適さない。
エギングや船スッテで狙っても釣果は期待できず、北海道でイカ類を狙う場合は、ヤリイカやスルメイカなど寒流系の種を狙うのが一般的。
山形県沿岸(庄内)が分布の北限で、津軽は分布域外のため狙えない。春(5〜6月)と秋(10〜11月)に散発的に釣れるが、数は安定しない。
日本海側は太平洋側より水温が低く、シーズンが1ヶ月ほど遅れる傾向がある。エギングでの実績が主で、釣果情報を確認してから出かけるのが無難。
男鹿・秋田沖は分布はあるが非常に稀で、コウイカ専門で狙うには不向き。
茨城県沿岸(常磐)が安定したポイントで、春(4〜6月)の産卵接岸期がメインシーズン。大洗〜那珂湊周辺の漁港で実績があり、エギングで砂泥底の港内を狙う。
いわき周辺は外れ年と当たり年の差が大きく、釣果情報確認必須。仙台湾以北は分布が薄く、コウイカ狙いには適さない。
三陸沿岸はリアス式海岸で砂泥底が少なく、コウイカの生息に適さない地形。コウイカ狙いなら常磐エリアに絞るのが無難で、北側は分布域の端に当たる。
新潟〜福井沿岸で春(4〜6月)に釣れる。日本海側は太平洋側より1ヶ月ほどシーズンが遅れる。富山湾・七尾湾など内湾の砂泥底が好ポイント。エギング・大物エサ釣りで狙うが、釣果情報を事前に確認してから出かけるのが無難。若狭湾側は近畿エリア参照。水温が上がり始める5月以降がベスト。
「江戸前スミイカ」の本場。春(3〜5月)がベストシーズンで産卵接岸する大型が狙える。秋〜冬(9〜1月)も新子が成長し狙える。東京湾奥は水温安定で長期間釣れ、船釣り・エギングとも充実。横須賀・金沢八景など陸っぱりポイントも豊富。
駿河湾・伊勢湾でコウイカ釣りが盛ん。春(3〜5月)と秋(9〜11月)の2シーズン。特に秋は漁港でサイトフィッシング可能で、11月末にはキロアップも。湾奥の砂泥底を中心に狙い、岩礁が多い伊豆半島東・南側は不向き。漁港内の穏やかなポイントなら初心者でも釣果が出やすい。
大阪湾・紀伊水道でコウイカ釣りが盛ん。春(3〜5月)がベストで秋も新子狙い可能。若狭湾側は日本海パターンで春がメイン。大阪湾奥〜播磨灘は都心から近くアクセス良好。紀伊半島側は外洋に面し春の産卵期が中心。「江戸前スミイカ」に対して「浪花スミイカ」と呼ばれることも。
瀬戸内海はコウイカの名産地で「ハリイカ」とも呼ばれる。春(3〜6月)がベストシーズンで、船釣り・堤防釣りともに人気。広島・岡山の瀬戸内側は数・型とも安定。山陰側は日本海パターンで4〜6月がメイン、釣果にムラがある。
瀬戸内側(香川・愛媛東部)でコウイカ釣りが盛ん。春(3〜6月)がベストで、高松港・今治港周辺の砂泥底が好ポイント。
太平洋側(高知)は外洋性が強くコウイカ少ない。鳴門周辺は渦潮の影響で難しいが、湾奥の砂泥底なら可能性あり。
四国では瀬戸内側と鳴門周辺が主力で、一部外洋側は分布域の端に当たる。
博多湾・有明海・長崎沿岸でコウイカ釣りが盛ん。暖流の影響で水温が安定し、秋〜春まで長期間狙える。特に有明海は干潟・砂泥底でコウイカ天国。鹿児島も実績あり。沖縄はコウイカ分布域外で、代わりにコブシメ(別種の大型イカ)が釣れる。