サイマキ(クルマエビ幼体)やハゼ・メゴチを使った船からのマゴチ釣り。東京湾の夏の風物詩。三日月オモリや鋳込み天秤を使ったシンプルな仕掛けで底を攻めます。「ヒラメ40、マゴチ20」の格言通り、アタリから20秒待つのがコツです。
手持ちスタイルなら1.8m前後の7:3調子マゴチ専用竿が扱いやすいです。シマノ「ベイゲームXマゴチ」やダイワ「アナリスターマゴチ」「メタリアマゴチ」など。マゴチの口は硬いのでバットパワーが必要、穂先は先調子で底取り・アタリ感度を確保します。
船のエサマゴチは150〜200番のベイトリールが扱いやすいです。活き餌やハゼを底すれすれに送り込み、食い込みを待つ繊細な釣りなので、クラッチで底を細かく取り直せるベイトが向いています。PE1〜1.5号を巻いておけば十分で、マゴチの前アタリを待ってから掛けるのがコツ。手巻きの感度で「モゾモゾ」という小さな反応を取れるのが釣果を分けます。
PE1号が基本、感度重視なら0.8号も可。ハリスはフロロ4-5号を1.5m程度。マゴチのエラに鋭い棘があり擦れて切れることがあるので、フロロカーボンを使用です。定期的にチェックし摩耗があれば交換。
PE1-1.5号にフロロカーボン5-6号 20-25lbを1-1.5m接続。横浜港だてまき丸の千葉百々絵ら船プロの実測でこの太さが標準です。マゴチは口がザラザラで飲み込まれるとハリスが擦り切れやすく、太めリーダーで安心感を確保します。PEとリーダーの接続はFGノットが必須で、揺れる船上ではアシストツール(ノットアシスト2.0等)を使えば確実に編み込めます。リーダーから別途ハリス4-5号80-150cmを孫バリ仕掛けで結びます。
三日月オモリまたは鋳込み天秤はエサが底から30cm程度浮く設計で、マゴチの捕食パターンに合致する。L字天秤は絡みにくく初心者向け。ハリス1.5mで底から30cm以内にエサを漂わせます サイマキ(クルマエビ幼体)が最も食いが良いが高価。ハゼ・メゴチは入手しやすく安定した釣果。活きの良さが最重要で、弱ったエサは即交換する。針軸にヒューズを巻くとエビが安定します
仕掛けを底まで落とし、オモリ着底を確認したらクラッチを戻し、竿先を海面まで下げてからゆっくり水平に上げます。この動作でオモリが底から約1m上がり、ハリス1.5mの場合エサが底付近を漂う形になります。マゴチは底から30cm以内でしか捕食しないため、このタナ取りが最重要です。30秒に1回はタナを取り直します。乗合船のエサ代は乗船料に含まれることが多い(サイマキ5尾程度)、追加は1尾100円程度。ハゼ・メゴチシーズン(夏以降)はエサ付けが簡単です。鮮度落ちが非常に早いため、釣ったらすぐに脳締め+神経締め+血抜きしてクーラーボックスに収納します。
サイマキ(エビ): スズキ・マゴチ針16-18号を使用です。エビが底で安定するよう、針軸にヒューズを5-10回巻きます。平打ち・ヒネリなしの針ならヒューズ不要です。ハゼ・メゴチ: 上アゴにチョン掛けにします。カイズ14号やヒラメ16号、チヌ6号を使用です。サイマキより付け方が簡単です。
「ヒラメ40、マゴチ20」の格言通り、アタリから20秒待つのが基本です。アタリは「コツコツ」「グングン」と出ます。早アワセ厳禁、焦って合わせず送り込みます。竿先がグーッと持っていかれ、重みが乗ったタイミングで竿を立ててフッキングします。
一定のテンションを保ちながら巻き上げます。タモ入れは頭からです。
まずエサを新鮮に保つことが重要で、弱ったエサは即交換します。マゴチは元気に泳ぐエサにしか反応しません。送り込みを長くとることも有効で、20秒で食わなければ30秒待ってみます。焦りは禁物です。タナが適切かも確認し、エサが浮きすぎていないかチェックします。マゴチは底べったりでしか捕食しません。活性は潮の動きで大きく変わるため、潮止まりは休憩と割り切って潮変わりを待ちます