オナガの釣り方・タックル完全ガイド
尾鰭が三日月状に伸びることから「尾長」と呼ばれる外洋性のメジナ。口太メジナより引きが格段に強く、伊豆諸島・屋久島・男女群島で磯フカセ・カゴ釣り・船コマセで狙う磯釣り師の最高峰ターゲット。
動画でわかる:オナガの釣り方
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オナガタックルで狙える他の魚
※ オナガと同じタックル構成で狙える魚種です
オナガの特徴・生態
釣り方
磯フカセ釣りが最も人気で、磯竿2〜3号にレバーブレーキリール3000番、全遊動仕掛けで深ダナを攻略します。レバーブレーキの操作技術と瀬際のやり取りが勝負の鍵です。カゴ釣りは遠投磯竿4号で沖の潮目を直撃。船コマセは伊豆諸島沖の水深30〜60mを電動リールで攻めます。
磯釣り師の代表格ターゲットで、70cm超の個体は「夢のサイズ」として全国の磯釣り師の憧れです。口太メジナより外洋性が強く、伊豆諸島や屋久島など潮通しの良い磯に生息します。正式和名はクロメジナ。
生態と習性
房総半島以南〜沖縄・小笠原に分布します。伊豆諸島・屋久島・トカラ列島・男女群島が主産地で、水深30m以浅の岩礁帯に群れで生息します。口太メジナより動物性の食性比率が高く、適水温16〜24℃とやや高め。夜間も活発に捕食し、夜釣りでの大型実績が多いです。
食文化など
旬は冬〜春(12〜4月)の寒グレ期で、口太メジナと比べて磯臭さが少なく身質は上質です。刺身・炙り・煮付けいずれも美味。大型60cm超は市場で高値で取引される高級魚です。
地方名
「尾長」「尾長メジナ」「尾長グレ」が通称として定着しています。関西では「尾長グレ」、沖縄では「クロ」、伊豆諸島では「島グレ」とも。
オナガのベストシーズン・釣れる時期
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ◎乗っ込み大型が接岸し50〜60cm級が本命となる年間ベスト期 | ◎コマセ船で50cm級の数釣り好調。伊豆諸島沖が最盛期 |
| 夏 | ○水温上昇で活性はやや低下するが伊豆諸島では十分狙える | ○船コマセで40〜50cm級が安定。朝夕のマヅメ時が勝負 |
| 秋 | ◎水温低下で活性上昇。数釣りと良型の両立が期待できる好期 | ◎コマセ船で50cm級が安定。秋の荒食いで活性高い |
| 冬 | ○産卵期の大型実績あり。寒グレシーズンで脂乗り最高の良型期待 | ○船コマセで寒グレ狙い。低水温期だが大型のチャンスあり |
オナガの季節別攻略ガイド
春(3〜5月)のオナガ釣り★ベストシーズン
乗っ込み(産卵前の荒食い)で大型が磯際に接岸し、50〜60cm級が本命サイズとなる年間で最も期待値が高い時期。
磯フカセ釣りでは全遊動仕掛けでコマセと同調させた深ダナ攻略が有効で、レバーブレーキリールの操作技術が大型を仕留める鍵。
八丈島・神津島・三宅島への遠征がベストタイミングで、渡船の予約は早めに確保する必要があります。
夏(6〜8月)のオナガ釣り
水温が24℃を超える時期は活性がやや落ちるが、伊豆諸島や屋久島では通年尾長メジナが狙えます。朝夕のマヅメ時に活性が高まるため、早朝の渡船で沖磯に渡り時合いを逃さない釣りが重要です。
夜釣りは夏場でも活性が高く大型の実績があります。エサ取りが多くなる時期のため練り餌の出番が増えます。
秋(9〜11月)のオナガ釣り★ベストシーズン
水温低下に伴い尾長メジナの活性が上がり、数釣りと良型の両立が期待できます。10〜11月は特に好調で、磯フカセ釣り・カゴ釣り・船コマセいずれの釣法でも安定した釣果が見込めます。
春のベストシーズンに並ぶ好期で、伊豆諸島・屋久島・男女群島への遠征に最適な時期。潮通しの良い沖磯でコマセワークの精度が釣果を左右します。
冬(12〜2月)のオナガ釣り★ベストシーズン
産卵期(12〜2月)で大型が接岸する時期。寒グレシーズンとして食味も最高で、釣って良し食べて良しの贅沢な時期。
低水温で全体的な活性はやや落ちるものの、産卵前の荒食いで60cm超の大型が出る可能性があります。ハリスを1ランク細くし、仕掛けをゆっくり沈ませて自然な流しを心がけるのが食い渋り対策のポイント。
オナガ釣りの地域別ポイント・攻略法
北海道
クロメジナ(尾長メジナ)は房総半島以南の太平洋側外洋に分布する暖水性の魚種で、北海道は完全に分布域外にあたる。 北海道の磯場ではソイ・アイナメ・カジカなど北方系の根魚が主なターゲットとなる。メジナ科の魚種自体が北海道沿岸には生息していないため、尾長メジナの磯フカセ釣りを楽しむ場合は伊豆諸島や本州太平洋岸への遠征が必要
東北(日本海側)
クロメジナ(尾長メジナ)は太平洋側の暖流域に生息する暖水性魚種で、日本海側の東北地方は分布域外にあたる。 秋田・山形の磯場では口太メジナ(グレ)が南限付近の限られた磯場で確認されることがあるが、尾長メジナの釣獲記録はない。日本海側の磯フカセ釣りではクロダイ・マダイなどが主なターゲットとなる
東北(太平洋側)
尾長メジナ(クロメジナ)の分布域は房総半島以南が中心で、東北太平洋側は分布域の北限を超えている。 黒潮の暖水蛇行が北上した年に三陸沿岸で口太メジナが散発的に釣獲された記録はあるが、クロメジナの定着は報告されていない。東北太平洋側で磯フカセ釣りによるメジナ類を狙う場合は房総半島まで南下する必要がある
上越・北陸
クロメジナ(尾長メジナ)は太平洋側の暖流域に生息する暖水性魚種で、日本海側の北陸地方は完全に分布域外にあたる。 新潟・富山・石川・福井の磯場では口太メジナ(グレ)が限られた磯場で確認されるが、尾長メジナの釣獲記録はない。北陸の磯フカセ釣りでは口太メジナが対象となる。尾長メジナを狙うなら伊豆諸島や紀伊半島への遠征が必要
関東
伊豆諸島(大島・三宅島・八丈島・神津島)が尾長メジナの一大フィールドで、離島の外洋磯を渡船で攻めるスタイルが主流。 八丈島は「尾長メジナの聖地」として全国的に有名で地磯からでも60cm超が出る。神津島の恩馳瀬は全国屈指の尾長ポイントで超大型の実績多数。関東本土(房総・三浦・湘南・東京湾)では口太メジナが主体で尾長の安定した釣果は伊豆諸島に限られる。伊豆半島は本州沿岸のため魚影が薄いが、南伊豆の沖磯で寒グレシーズンに50cm級が出る
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東海
東海地方は尾長メジナの分布域北限に近く、南伊豆の外洋に面した沖磯でごく稀に尾長が出る程度。 駿河湾内や伊勢湾・三河湾は外洋性が弱くクロメジナの生息環境にない。尾長メジナを本格的に狙う場合は伊豆諸島への遠征が前提となる。東海エリアでは口太メジナが磯釣りの主な対象魚種
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近畿
紀伊半島南部の潮岬・串本・すさみ周辺が尾長メジナの主なフィールド。黒潮の影響が強い外洋磯で尾長が出るが、本州では魚影が薄い。 口太メジナの好ポイントが多く尾長は外道扱いされることもあるが、外洋に面した沖磯では50cm級の尾長を専門に狙える。渡船利用が基本で11〜4月のベストシーズンに潮岬周辺を攻めるのが王道。大阪湾・播磨灘・淡路島・若狭湾など内湾・日本海側は外洋性の強い尾長メジナの分布域外にあたり、紀南の外洋磯に限定される
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山陰・山陽
山陰・山陽地方は瀬戸内海(内海)と日本海側に面しており、外洋性の強い尾長メジナの分布域外にあたる。 瀬戸内海では口太メジナが磯釣りの人気ターゲットだが、クロメジナの定着は報告されていない。日本海側(鳥取・島根)も同様で尾長の実績がなく磯フカセ釣りの主対象は口太メジナとなる。尾長メジナを狙う場合は四国太平洋側や九州西岸の離島・伊豆諸島への遠征が必要
四国
足摺岬周辺は黒潮直撃の一級磯が多く尾長メジナ60cm級の実績がある。沖ノ島(高知県宿毛市沖)は離島の磯釣りフィールドとして尾長の魚影が非常に濃い上級者の聖地。 室戸岬は四国東南端で潮通し良好、日振島(愛媛県宇和海)は口太メジナが主体だが外洋磯で尾長も出る。瀬戸内側・鳴門は内海環境で尾長メジナの生息環境にないため、太平洋側の外洋磯に限定される。11〜5月がベストシーズンで黒潮の接岸状況が釣果を大きく左右する
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九州・沖縄
男女群島・五島列島・甑島列島は九州を代表する尾長メジナの一大フィールド。男女群島は「磯釣り師の聖地」として全国から遠征者が集まり尾長70cm級の超大型が狙える。 屋久島は伊豆諸島と並ぶ尾長メジナの二大聖地で、地磯・沖磯ともに60cm超の大型が安定して出る。トカラ列島は渡船アクセスが限られるが魚影は日本トップクラス。奄美・沖縄でもクロメジナの生息が確認されている。玄界灘・有明海など内湾環境では尾長の安定した実績は少なく離島の外洋磯が主なフィールド
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オナガの釣り方・おすすめタックル
オナガの磯フカセ釣り
磯竿とレバーブレーキリールを使った全遊動仕掛けで尾長メジナの深ダナを攻略する磯釣りの王道。コマセワークとレバー操作の技術が勝負を分けます。
関連動画
全遊動フカセ仕掛け(円錐ウキ)の仕掛け図
おすすめロッド
5.0m / 2〜3号
選ぶ理由
尾長メジナ専用の磯竿は胴調子(6:4)設計が主流で、尾長の瞬発的な突っ込みに対して竿全体のしなりで追従し衝撃を分散してハリス切れを防止します。
5.0mは磯場での足場の高さや波飛沫を考慮した標準長で、2号は繊細な仕掛けでテクニカルに攻め、3号はパワーファイトで60cm超を瀬際で浮かせる制止力があります。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
尾長メジナのテクニカルファイト向け。
ハリス2〜2.5号の繊細な仕掛けで大型を浮かせるロッドワークが必要で竿全体のしなりが突っ込みを吸収する
おすすめリール
3000番
選ぶ理由
レバーブレーキリール3000番は尾長メジナの磯フカセ釣りに必須の装備。
通常のスピニングリールではドラグの調整範囲が限られるがレバーブレーキはファイト中にレバー操作でラインの出し入れを瞬時にコントロールでき尾長の急な突っ込みや根への走りにリアルタイムで対応できます。
ノーマルギア(5.0前後)は安定したやり取りに適します
おすすめライン
PE1.5号 または ナイロン3号
選ぶ理由
PE1.5号はナイロン3号より細径で風・潮の影響を受けにくく遠投性能と感度に優れています。
低伸度のPEは仕掛けの操作がダイレクトでコマセと仕掛けの同調やウキの流し操作が正確におこなえます。
ナイロン3号は伸びがありショック吸収性に優れるため初心者向けです。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
磯フカセの感度重視ライン。風や潮流の影響を受けにくく仕掛けの操作性が高い。
FGノットでリーダーを接続しPEシステムで尾長の引きに対応する
リーダー
2.5〜3号 (2〜3ヒロ)
選ぶ理由
フロロカーボン2.5〜3号は尾長メジナの歯による擦れと瀬際の岩盤での根ズレに耐える耐摩耗性を持ちつつツケエの自然な動きを妨げません。
口太メジナのフカセ(1.5〜2号)より1ランク太くするのが尾長対応の鉄則。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
繊細な食わせ重視の尾長対応ハリス。
2.5号(10lb)は50cm級までのテクニカルファイト向きで食い渋り時にワンランク細くして対応する場面で強い
尾長メジナ対応の太軸ハリス。
3号(12lb)は瀬際での根ズレと尾長の歯による擦れに耐える耐摩耗性を持ち60cm超の大型とのパワーファイトにも安心感がある
仕掛け
選ぶ理由
全遊動仕掛けはウキ止めなしで仕掛けが自然に沈降し続けるため尾長メジナが多い深ダナ(竿2〜3本のレンジ)を効率的に探れる。
円錐ウキ0号〜00号は潮の流れに自然に乗りコマセの沈降と仕掛けの沈降を同調させやすいです
ベストシーズン
通年(3-5月と10-12月がベスト)
おすすめ時間帯
朝マヅメ〜日中が基本。夜釣りは大型の実績が多い
おすすめポイント
外洋に面した沖磯・地磯。潮通しの良い磯場が第一条件で、伊豆諸島・屋久島・男女群島が一級フィールド
釣り方のコツ
タックルセッティングの基本
磯竿2〜3号にレバーブレーキリール3000番を組み合わせ、PE1.5号またはナイロン3号にフロロハリス2.5〜3号を接続します。
2号は胴調子(6:4)で繊細な仕掛けを使ったテクニカルな釣りに適し、3号はパワーファイトで60cm超の大型を瀬際で浮かせる制止力があります。
がまかつのマスターモデルII尾長は胴調子の粘りと復元力で尾長の突っ込みに追従する設計です。
仕掛けとコマセワーク
全遊動仕掛けはウキ止めなしで仕掛けが自然に沈降し続け、尾長が多い深ダナ(竿2〜3本のレンジ)を効率的に探れます。円錐ウキ0号〜00号を使い、潮の流れに乗せてツケエを送り込みます。
コマセはオキアミ3kg+配合エサで遠投性と集魚力を両立し、撒き方と量を調整して尾長が浮上するタイミングに仕掛けを合わせます。
レバーブレーキの技術
レバーブレーキリールは尾長メジナの磯フカセ釣りに必須装備です。通常のドラグでは対応できない尾長の急な突っ込みや根への走りに対し、レバー操作でラインの出し入れを瞬時にコントロールできます。
ヒット直後の初動で根に走る尾長に対してレバーを緩めてラインを送り出し、根ズレを回避してから竿の弾力で浮かせる一連の操作がキモです。
渋い時の対応
ハリスを2号→1.75号に細くしてツケエの不自然な動きを解消します。ウキを00号やマイナス浮力に変更し仕掛けをゆっくり沈ませて自然な流しを実現します。
オキアミの付け方を変える(抱き合わせ→尾掛け→皮だけ掛け)。練り餌に変更してエサ取り対策しつつ尾長の好奇心を刺激します。
タナを深くする(竿2本〜3本程度まで探る)。
注意事項
瀬際でのやり取りでは根に潜られるリスクが常にあるため、竿の角度を保ちつつレバー操作で魚を制御する技術が必要です。
渡船利用時は安全装備(ライフジャケット・スパイクブーツ・ピトン)を必ず準備し、波の状況を常に確認します。
PE使用時はFGノットでリーダーを接続し、磯上ではノットアシスト2.0等のアシストツールで確実に結束します。
オナガのカゴ釣り
遠投磯竿4号で沖の潮目にカゴ仕掛けを投入し、コマセと付けエサを同調させて尾長メジナを狙う釣法。磯フカセでは届かない沖のポイントを直撃できます。
関連動画
遠投カゴ釣り仕掛け(天秤式)の仕掛け図
おすすめロッド
5.3m / 4号
選ぶ理由
遠投磯竿4号は沖の潮目にカゴ仕掛けを投入するための遠投力と尾長メジナの強い引きに対応するパワーを確保します。
5.3mの長さは遠投時の振り幅を最大化し10〜15号のカゴを60m以上飛ばせます。
4号は3号より反発力が強くカゴの重量を快適にキャストできるだけでなく尾長の突っ込みを制止する能力にも優れています
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
尾長メジナのカゴ釣り向けの号数。10〜15号のカゴを60m以上飛ばす遠投力と60cm級の尾長の突っ込みを受け止めるパワーのバランス◎
おすすめリール
4000番
選ぶ理由
4000番はカゴ釣りに必要な糸巻量(ナイロン5号200m以上)とドラグ力(最大8kg以上)を確保できる番手。
ハイギア(ギア比6.0以上)は遠投後の仕掛け回収を素早く行い手返しの良い釣りを実現します。
尾長の突っ込みに対してはドラグ性能で対応し滑らかなドラグ出しで根ズレを回避します
おすすめライン
ナイロン 5号
選ぶ理由
ナイロン5号はカゴ(10〜15号)の重量に耐える太さで遠投時のキャスト切れを防止します。
ナイロンの伸びはウキ止めゴムとの相性が良くタナ調整がスムーズに行えるほか尾長の突っ込みに対するショック吸収材としても機能します。
視認性の高いカラーが潮の流れと仕掛けの位置把握に有利です。
リーダー
3〜4号 (2〜3ヒロ)
選ぶ理由
フロロカーボン3〜4号は尾長メジナの歯と磯際の根ズレに耐える太さでカゴ釣りのダイナミックなファイトに安心感があります。
クッションゴム1.5mm×30cmをサルカンとハリスの間に入れて突っ込みの衝撃を吸収します
仕掛け
選ぶ理由
天秤式遠投カゴは仕掛け絡みを防止しながら沖の潮目にコマセと付けエサを同時に届ける効率的な仕掛け。
クッションゴムを介してハリスを接続することで尾長の突っ込みの衝撃を吸収します
ベストシーズン
通年(3-5月と10-12月がベスト)
おすすめ時間帯
朝マヅメから日中。潮の動く時間帯が勝負
おすすめポイント
外洋に面した磯場で沖に潮目がある場所。遠投で60m以上飛ばせるスペースが必要
釣り方のコツ
タックルと仕掛け
遠投磯竿4号5.3mの反発力でカゴ(10〜15号)を60m以上遠投します。スピニングリール4000番ハイギアで遠投後の仕掛け回収を素早く行い手返しの良い釣りを実現します。
天秤式遠投カゴは仕掛け絡みを防止しながらコマセと付けエサを同時に届ける効率的な構成です。
攻め方のポイント
沖の潮目を見極めてカゴを投入し、コマセの煙幕の中にエサを漂わせて食わせます。ウキ止めでタナを設定し5〜10mの深ダナを狙うのが基本です。
潮が速い外洋磯ではカゴの号数を上げてオモリ負荷に対応させます。クッションゴム1.5mm×30cmで尾長の強い突っ込みを吸収します。
磯フカセとの使い分け
磯フカセ釣りでは足元〜近距離のポイントを攻めるがカゴ釣りは沖の潮目や離れ根を直撃できます。風が強い日やエサ取りが多い場面では遠投で沖のポイントに直接コマセを届けるカゴ釣りが有利になります。
磯フカセとカゴ釣りの二刀流で状況に応じて使い分けるベテランも多いです。
渋い時の対応
仕掛けのタナを深く取り(5〜10m)コマセと仕掛けの同調距離を長くします。ハリスを1ランク細くし付けエサのサイズを小さくします。
コマセの放出量を絞って尾長の食い気を立てるのも有効です。投入ポイントを変えて潮目の変化に対応します。
注意事項
磯場でのカゴ釣りは足場が不安定なためキャスト時にバランスを崩さないよう十分な注意が必要です。後方確認を徹底しますし同磯の釣り人に仕掛けが当たらないよう安全距離を確保します。
遠投時の高切れ防止のため道糸の傷チェックは毎投行います。
オナガの船釣り(コマセ)
伊豆諸島沖の水深30〜60mを電動リールとコマセビシで攻め、尾長メジナを数釣りする船釣りスタイル。磯に渡らず船上から狙えるため体力面でもハードルが低いです。
関連動画
コマセビシ天秤仕掛けの仕掛け図
おすすめロッド
2.7m / 6:4調子
選ぶ理由
6:4胴調子の船竿は尾長メジナの突っ込みを竿全体のしなりで吸収しハリス切れを防止する設計。
2.7mは船上での取り回しと仕掛けの操作性を確保し、コマセビシ80〜120号の上下動も楽におこなえます。
先調子だと穂先に負担が集中し折損リスクがあるため胴調子が推奨されます
基準をつかむ代表候補
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尾長メジナのコマセ船釣り専用設計。6:4胴調子の粘りのある曲がりが尾長の突っ込みを吸収し80〜120号ビシの操作もこなせる
おすすめリール
3000番
選ぶ理由
電動リール3000番は水深30〜60mの伊豆諸島沖でのコマセ釣りに適したサイズ。PE3号を300m以上巻けるキャパシティで深場の速潮にも対応します。
電動巻き上げは手巻きの3〜5倍の効率で1日を通しての体力消耗を大幅に軽減します。カウンター機能でタナ取りの精度が向上します
おすすめライン
PE 3号 300m
選ぶ理由
PE3号は伊豆諸島沖のコマセ船釣りに必要な強度と感度を備える太さ。
低伸度のPEはビシの着底感やコマセの放出感が手元にダイレクトに伝わりタナ取りの精度が高いです。
FGノットでリーダーを接続しノットアシスト2.0等のアシストツールで船上でも確実に結束します
リーダー
4〜5号 (3〜4m)
選ぶ理由
フロロカーボン4〜5号はPEラインの根ズレ耐性の弱さを補い天秤やビシ周りでの擦れによるラインブレイクを防止します。
尾長メジナは船釣りでも突っ込みが激しく4号の太さで安心感のあるファイトが可能です。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
コマセ船釣りのメジナ対応ハリス。
4号(16lb)の太さで尾長の突っ込みにも余裕を持って対応し天秤周辺での根ズレにも強い耐摩耗性を発揮する
超大型尾長メジナや速潮対応の太軸ハリス。
5号(20lb)は60cm超の大型や潮流が速い場面での根ズレ対策向きで安全マージンを重視する場面で選択する
仕掛け
選ぶ理由
天秤式ビシ仕掛けはコマセカゴ(ビシ)とハリスを天秤で分離することで仕掛け絡みを防止しコマセの煙幕の中にエサを効率的に漂わせる。
クッションゴム2mm×50cmは必須装備で尾長の瞬発的な突っ込みの衝撃を吸収してハリス切れを防止します
ベストシーズン
通年(3-5月と10-12月がベスト)
おすすめ時間帯
朝マヅメ〜日中。船長の指示棚を厳守
おすすめポイント
伊豆諸島(三宅島・八丈島・大島)沖の水深30〜60mの岩礁帯。船宿の実績ポイントを船長に任せる
釣り方のコツ
タックルと仕掛け
6:4胴調子の船竿2.7mでコマセビシ80〜120号を操作します。電動リール3000番でPE3号を300m以上巻き、水深40m以深の巻き上げ効率を確保します。
天秤式ビシ仕掛けでクッションゴム2mm×50cmを介して2〜3本針仕掛けを接続し異なるタナを同時に探る効率的な構成です。
コマセワークの基本
ビシにオキアミを詰めて指示棚まで沈め、竿をしゃくってコマセを放出します。コマセの煙幕の中にエサを漂わせて尾長を食わせるのが基本パターンです。
船長の指示棚を厳守し上下1〜2mの範囲を丁寧に探ります。コマセの放出量はケチらず潤沢に撒くのが数釣りのコツです。
電動リールの活用
水深40m以深では電動巻き上げが事実上の必須装備で手巻きだと1日を通しての体力消耗が激しいです。PE3号は水深50mまでの標準で5号は60m以深の速潮対応です。
リーダーはフロロ4〜5号をFGノットで接続しノットアシスト2.0等のアシストツールで船上でも確実に結束します。
渋い時の対応
指示棚の上下1〜2mを丁寧に探りコマセの放出量を絞って散らさません。ハリスを1ランク細くし付けエサのサイズを変更します。コマセに反応が薄い場合は棚を50cm刻みで上下に探り直します。
注意事項
伊豆諸島沖は潮流が速くビシ120号でも底が取りづらい場面があるため船長の指示に従ってビシ重量を調整します。船酔い対策は必須で荒天時は無理をしない判断が重要です。
オマツリ(他の乗客との仕掛け絡み)防止のため号数は船宿の指定に従います。