オニカサゴの釣り方・タックル完全ガイド
水深100〜300mの岩礁帯に潜む深海の根魚。背鰭・臀鰭・腹鰭の棘に強い毒を持つので取り扱い注意。船エサ釣り(胴突き)・船テンヤ・スロージギングで狙い、相模湾・駿河湾が主要フィールド。
動画でわかる:オニカサゴの釣り方
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船エサ釣り(胴突き)の参考動画
船テンヤの参考動画
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船テンヤの参考動画
オニカサゴタックルで狙える他の魚
※ オニカサゴと同じタックル構成で狙える魚種です
オニカサゴの特徴・生態
釣り方
船エサ釣り(胴突き)は8:2先調子の深場用船竿+中型電動リール+PE3号+胴突き2〜3本針+オモリ100〜200号+サバ短冊・イカ短冊が標準。船テンヤは7:3調子の船竿+テンヤ60〜100号でサバ・イカを使い根周りを直撃します。スロージギングはスロー系ジグ150〜300gでフォールアクションにより食わせます。全釣法共通で毒棘の取り扱いに細心の注意が必要です。
頭部に多数の皮弁を持つ独特の風貌から「鬼」の名が付いた深海性の根魚です。背鰭・臀鰭・腹鰭の棘に強い毒を持つため取り扱いに細心の注意が必要ですが、味は超一級品。標準和名はイズカサゴです。
生態と習性
岩礁の隙間にじっと定位し、近づいた小魚・エビ・カニ・イカなどを丸呑みにする待ち伏せ型の捕食者です。縄張り意識が強く単独で行動します。成長は非常に遅く30cmに達するまで10年以上かかり、寿命は20年以上。資源量が限られるため「深場の宝石」と呼ばれます。
食文化など
高級魚として料亭や高級寿司店で珍重されます。冬場(11〜2月)は脂の乗りが最高で、薄造り(刺身)でポン酢や紅葉おろしと。骨や頭から極上のダシが出るため鍋や汁物は絶品です。
地方名
釣り業界では「オニカサゴ」が非常に普及していますが、標準和名は「イズカサゴ」。略称「オニ」で呼ぶ釣り人も多いです。「イズ」は伊豆に由来し、駿河湾・相模湾が古くからの主要漁場です。
オニカサゴのベストシーズン・釣れる時期
| 船 | |
|---|---|
| 春 | ○産卵期で脂は落ちるが深場で安定して釣れる。胴突きが有利 |
| 夏 | △高水温期で活性低め。深場に定位し食いが渋くなりやすい |
| 秋 | ◎脂が乗り始め活性上昇。ベストシーズンへの移行期で好釣果が期待 |
| 冬 | ◎年間ベストシーズン。浅場移動で活性最高、脂乗り最高潮の時期 |
適水温: 14-20℃
オニカサゴの季節別攻略ガイド
春(3〜5月)のオニカサゴ釣り★ベストシーズン
産卵期(4〜7月)に入り脂の乗りはやや落ちるが、水深150〜250mの岩礁帯ではコンスタントに釣果が見込めます。胴突き仕掛けでサバ短冊とイカ短冊のコンビ付けが安定した食いを見せます。
スロージギングでは底から2〜3mをじっくり探るフォール主体のアプローチが有効な時期。
夏(6〜8月)のオニカサゴ釣り
高水温期で深場に定位するオニカサゴの活性はやや低下します。水深200m以深の深い根周りを丹念に探る必要があります。
エサは鮮度の良いサバ短冊をこまめに交換し、底取り直しの頻度を上げて常に底付近をキープすることが釣果の鍵。スロージギングではフォールスピードを落として食わせの間を長く取ります。
秋(9〜11月)のオニカサゴ釣り★ベストシーズン
水温低下とともにオニカサゴの活性が上がり、脂の乗りも向上する秋はベストシーズンへの移行期。10月以降は浅場への移動が始まり、水深100〜180mの比較的浅いポイントでも良型が狙えます。
胴突き・テンヤ・スロージギングいずれの釣法でも好釣果が期待できます。
冬(12〜2月)のオニカサゴ釣り★ベストシーズン
冬のオニカサゴは浅場に移動して活性が最も高まり、脂の乗りも年間のピークに達します。1人2〜5匹が標準的な釣果で好調時は8匹以上も。
相模湾・駿河湾のオニカサゴ専門船の出船数も増加する時期で、サバ短冊とイカ短冊のコンビ付けで40cmオーバーの良型を狙えます。食味も年間最高で薄造りが格別な味わいです。
オニカサゴ釣りの地域別ポイント・攻略法
北海道
オニカサゴは暖流域の水深100〜300mの岩礁帯に生息する暖海性の魚種で北海道は分布域の北限をはるかに超える冷水域。生息適水温(14〜20℃)を大きく下回り太平洋側の日高沖〜襟裳岬沖で極めてまれに底引き網に混獲される記録があるものの個体数は極めて少なく遊漁船での釣獲実績はない。 北海道で深場の根魚を狙う場合はソイ類(クロソイ・マゾイ)やメバル類が主な対象魚となる。北海道の釣り人がオニカサゴを狙うなら関東以南への遠征が現実的な選択肢となる
東北(日本海側)
東北日本海側は対馬暖流の影響を受けるものの水深100m以深の底層水温はオニカサゴの生息適温を下回る時期が長い。山形県の庄内沖や新潟県境付近で底引き網に混獲される記録はあるが個体数が少なく遊漁船でオニカサゴを専門に狙う船はない。 秋田沖・酒田沖の深場五目ではマダラ・ソイ・メバルが主要ターゲットで、オニカサゴは外道としてもほとんど顔を出さない。東北日本海側でカサゴ類を狙うならカサゴ(標準和名ガシラ)やムラソイが現実的な対象魚となる
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東北(太平洋側)
東北太平洋側は分布域の北限に近い海域で親潮と黒潮続流が交わる。黒潮の影響が強い茨城県沖〜福島県沖の水深100〜200mの岩礁帯で散発的にオニカサゴが釣獲されるが生息密度は関東以南と比較して非常に低い。 大洗沖・日立沖の深場五目船釣りでアカムツ狙いの際に外道として混じることがある。宮城・岩手沖は親潮の影響が強く底層水温が低い。東北太平洋側で深場の根魚を狙うならメバル類やドンコが主な対象魚となる
上越・北陸
北陸地方は分布域の北限に近い日本海側の海域で対馬暖流の影響を受け能登半島沖の水深100〜200mの岩礁帯にオニカサゴが少数生息する。しかし生息密度は太平洋側の関東〜東海と比較して低く専門のオニカサゴ船は出ていない。 能登半島の輪島沖・珠洲沖で深場五目やマダラ狙いの際にオニカサゴが外道として混じることがある。富山湾は急深地形で水深200m以上の深場が近いため散発的な釣獲がある。新潟沖の佐渡島周辺でも底物釣りの外道として顔を出すことがあるが安定した釣果は見込めない。北陸でカサゴ類を狙うなら沿岸のカサゴやソイが主要ターゲットとなる
関東
相模湾(小田原・平塚・茅ヶ崎沖)は水深120〜200mの岩礁帯がメインフィールドで冬場に浅場へ移動した個体を狙う。東京湾沖(走水・剣崎沖)は水深150〜250mでやや深場の上級者エリア。 金沢八景・三崎・小田原の船宿からオニカサゴ専門船または深場五目船が出船する。冬場は脂の乗りも最高で食味・サイズともに年間のピークとなる。外房(勝浦・鴨川沖)も水深100〜250mの岩礁帯でオニカサゴが狙える。内房(保田・金谷沖)からも深場五目でオニカサゴを狙う船宿がある
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東海
駿河湾(沼津・焼津沖)は日本有数のオニカサゴポイントで水深150〜300mの深場が主戦場。駿河湾の海底地形は急深で沿岸近くでも200m以上の水深があり効率的に深場を攻略できる。 遠州灘(御前崎沖)も好ポイントで秋〜春に出船。東伊豆(伊東・稲取・熱海沖)の急深地形も魅力で冬場のオニカサゴ船が人気。南伊豆(下田沖)も黒潮の影響で大型が期待でき三重県の志摩沖・尾鷲沖は紀伊半島に近い深場で高い実績がある
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近畿
紀伊半島(串本・勝浦沖)は黒潮の影響で水温が安定し水深100〜300mの岩礁帯にオニカサゴが定位する。大型の実績が高く50cmクラスの記録級も報告されている。 和歌山沖・加太沖からの深場五目船でも混じりで釣れる。紀北(和歌山沖)は水深100〜200mで秋〜春に出船。紀中・紀南は黒潮の影響で通年水温が安定する好エリア。若狭湾(日本海側)は水深が浅くオニカサゴの生息密度が低いが、丹後半島沖の深場で散発的に外道として混じることがある
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山陰・山陽
瀬戸内海は平均水深が38mと浅く砂泥底が大半を占めるためオニカサゴの分布域外。山陽側(岡山・広島・山口)ではオニカサゴの遊漁での釣獲実績はほぼない。 山陰側(島根・鳥取沖)は対馬暖流の影響を受け水深100〜200mの岩礁帯が存在する。隠岐島周辺の深場で底物五目の外道としてオニカサゴがまれに混じるが魚影は薄く専門に狙う船はない。山陰で深場の根魚を狙うならアコウやキジハタが主要ターゲットとなる
四国
四国太平洋側は黒潮が接岸する足摺岬〜室戸岬周辺の水深100〜250mの岩礁帯にオニカサゴが生息する。高知県の深場五目でアカムツ・キンメダイと同時にオニカサゴを狙う船が秋〜春に出船する。 瀬戸内海側(香川・愛媛北部)は水深が浅く砂泥底が多いためオニカサゴの生息に適さない。宇和海(愛媛南部)は豊後水道に面し水深100m以上の深場があるため散発的にオニカサゴが釣獲される。四国でオニカサゴを専門に狙う船宿は少ないが高知の深場五目船で十分に狙え、瀬戸内側の一部は分布域の端として扱うのが自然。
エリア詳細(3件)+−
九州・沖縄
日向灘(宮崎・大分沖)は水深100〜250mの岩礁帯が豊富でオニカサゴの魚影が濃い。豊後水道は潮流が速くコンディションの良い大型が狙える。薩南(鹿児島沖)は黒潮本流の影響で大型の実績あり。 九州ではアカムツ・クロムツとの深場五目で同時にオニカサゴを狙うことが多く深場釣りの効率が良い。通年狙えるが11〜3月がベストシーズン。玄界灘(福岡・佐賀沖)は大陸棚が広がり水深が比較的浅いためオニカサゴの専門船は出ていない。沖縄近海はサンゴ礁域が主体で本種の生息密度は低い
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オニカサゴの釣り方・おすすめタックル
オニカサゴの船エサ釣り(胴突き)
オモリ100〜200号の胴突き仕掛けで水深100〜300mの岩礁帯を攻略する深場の王道釣法。サバ短冊・イカ短冊のコンビ付けが実績の高い標準的な釣り方。
関連動画
船エサ釣り(胴突き) 仕掛け図
おすすめロッド
2.1m / 8:2調子
選ぶ理由
8:2先調子の深場用船竿は水深100〜300mでオモリ100〜200号の着底感度が最も高い調子で、根掛かりの感触とオニカサゴの居食いを穂先の微妙な変化で区別できます。
2.1mの長さは船上での取り回しと操作性のバランスが適切で、グラスソリッド穂先のモデルは深場の微妙なアタリをより繊細に捉えます
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
オニカサゴの胴突き釣り向けの先調子設計。グラスソリッド穂先で水深200mの底取り感度が明確で居食いバイトを確実にキャッチする
おすすめリール
3000番(シマノ)/ 300番(ダイワ)
選ぶ理由
水深100〜300mでオモリ100〜200号+仕掛けの回収を1日数十回繰り返すため電動リール(ギア比3.0〜4.0の電動ギア搭載)必須。
中型電動リール(シマノ3000番・ダイワ300番クラス)はPE3号400mの糸巻量と十分な巻上げパワーを備えつつ手持ちでの操作もギリギリ可能なサイズ感。
おすすめライン
3号
選ぶ理由
PE3号は深場のオニカサゴ釣りに必要な直線強力20kg前後の強度と100〜200号のオモリに負けない耐荷重を備えています。
8本編みは表面が滑らかで潮切れが良く深場での感度確保に有利です。10m毎のマーキング付きで水深把握が容易。
FGノットでリーダーと接続しノットアシスト2.0等のアシストツールで船上でも確実に結束します
リーダー
10号 35lb (2m)
選ぶ理由
フロロカーボン10号リーダーはPE3号との強度バランスが良く根周りでの擦れに耐える太さ。
深場の岩礁帯ではリーダーが根に擦れることが多く10号未満だと根ズレでラインブレイクするリスクが高いです。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
深場の根魚釣り向けの太さ。岩礁帯での根ズレに強い耐摩耗性を発揮しPE3号との組み合わせで100〜200号のオモリ負荷にも十分耐える
根が荒いポイントや潮流が速いエリアでワンランク太くして根ズレ対策を強化する選択肢。PE3号との組み合わせでも引張強度に余裕がある
仕掛け
選ぶ理由
胴突き仕掛けはオモリを最下部に配置して根周りの底付近を直撃する深場の基本構成。
捨て糸式にすることでオモリが根に掛かった際に捨て糸部分だけが切れ仕掛け本体を回収できる。ムツ針のネムリ形状が口元にフッキングして手返しを向上させます
ベストシーズン
秋〜春(10-4月)
おすすめ時間帯
潮が動く時間帯、特に朝イチの投入
おすすめポイント
水深100〜300mの岩礁帯、根周り
釣り方のコツ
基本の釣り方
8:2先調子の深場用船竿に中型電動リール(PE3号400m)をセットし、胴突き2〜3本針仕掛けにオモリ100〜200号を装着して水深100〜300mの岩礁帯を直撃します。
仕掛けが着底したら50cm〜1mオモリを持ち上げ、ゆっくり下ろすを繰り返して底付近を丹念に探ります。オニカサゴは底にじっと定位しているため、エサを目の前に漂わせ続けることが最重要です。
エサ付けと誘い
サバ短冊(3〜5cm×1.5cm幅)とイカ短冊を1本の針に同時に付ける「コンビ付け」が定番のです。サバの皮のキラメキと脂の集魚効果に、イカの針持ちの良さを加えた組み合わせです。
底取り直しの頻度を上げ、常に底付近をキープすることが釣果に直結します。
アタリとアワセ
オニカサゴは居食い(エサを咥えたまま動かないバイト)が多く、穂先の微妙な変化でアタリを捉えます。竿先がフワッと戻る「食い上げ」や、ジワッと入る「押さえ込み」がアタリです。
焦って強くアワセると口切れするため、竿をゆっくり立てて聞きアワセで対応します。巻上げ速度は中速が基本で口が柔らかいため高速巻きは口切れの原因になります。
渋い時の対応
アタリが遠いときはまずエサを新鮮なものに交換します。サバ短冊からイカ短冊またはカツオハラモに変更し集魚力を上げます。
仕掛けを底から50cm〜1m浮かせてステイし、ゆっくり上下に誘ってオニカサゴの食い気を刺激します。ハリスを1号細くして食い込みを改善し、針サイズも1号小さくします。
ポイント移動が最も効果的で、船長の判断で根周りをランガンします。
注意事項
オニカサゴの背鰭・臀鰭・腹鰭の棘に強いタンパク毒があるため、取り込み時は必ず厚手のゴム手袋またはフィッシュグリップで掴みます。針外しは長めのプライヤーで行い、素手で魚体に触れません。
クーラーボックスに入れる前にキッチンバサミで毒棘を切除するのが安全です。刺された場合は患部を45〜50℃の湯に30分以上浸し、痛みが引かない場合は速やかに医療機関を受診します。
オニカサゴの船テンヤ
一体型テンヤ60〜100号にサバやイカを装着し、根周りを直撃する攻撃的な深場釣法。胴突きより仕掛けがシンプルで根掛かり時のロスは多いが、根の際のオニカサゴを直接攻められます。
関連動画
船テンヤ 仕掛け図
おすすめロッド
2.4m / 7:3調子
選ぶ理由
7:3調子のテンヤ対応船竿はテンヤの着底感度と誘い操作のバランスを確保します。
テンヤを底で小刻みに叩く操作では7:3のしなやかさがテンヤの跳ね上げを適度に抑え根掛かりを減らしつつオニカサゴにアピールします。
8:2先調子はテンヤの跳ね上げが大きすぎて根掛かりが増えるため不向き。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
オニカサゴのテンヤ釣り設計。7:3調子の穂先がテンヤの着底を感知しつつ底での小刻みな叩き誘いを自然に演出する。
根掛かりの少ない操作性が快適性を左右する
おすすめリール
3000番(シマノ)/ 300番(ダイワ)
選ぶ理由
テンヤ60〜100号を水深100〜200mから回収するため300番クラスの電動リール必須。
ギア比3.0〜4.0程度の電動ギアで根掛かりによるテンヤロスト時の仕掛け交換→再投入サイクルが多いため電動巻上げの手返しの速さが釣果に直結します。
胴突きと同じ中型電動リールで兼用でき1台で両方の釣法に対応可能です
おすすめライン
3号
選ぶ理由
PE3号はテンヤ60〜100号の荷重に耐える強度と深場での感度を確保します。
テンヤは根掛かりが多い釣法のためラインに十分な強度が必要で3号未満ではテンヤごとラインブレイクするリスクが高いです。
FGノットでリーダーと接続しノットアシスト2.0等のアシストツールで船上でも確実に結束します
リーダー
12号 40lb (2m)
選ぶ理由
フロロカーボン12号リーダーは根周りでテンヤを操作する際の擦れに耐える太さ。
テンヤ釣りは底を直撃する釣法のためリーダーが岩礁に接触する頻度が胴突きより高く10号以上の太さが安全マージンとして必要です。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
テンヤ釣り用の太めリーダー。
底を直撃するテンヤ操作で根にリーダーが擦れても切れにくい耐摩耗性を発揮し60〜100号のテンヤ荷重にも十分耐える
根が特に荒いポイントで根ズレ対策を徹底したい場合の太号数リーダー。テンヤが底に直撃する釣法では一段太くして安心感を確保する
仕掛け
選ぶ理由
テンヤは一体型オモリ+大型針のシンプル構成で根周りへの直撃が可能。
胴突き仕掛けと異なり針が1本のためロスト時は仕掛け単位だが、岩礁の隙間を直接攻められるメリットがあります
ベストシーズン
秋〜春(10-4月)
おすすめ時間帯
潮が動く時間帯、朝イチの投入
おすすめポイント
水深100〜200mの岩礁帯、根の際
釣り方のコツ
基本の釣り方
7:3調子のテンヤ対応船竿に中型電動リール(PE3号400m)をセットし、テンヤ60〜100号にサバの1匹掛けまたはイカ短冊を巻き付けて水深100〜200mの根周りへ直撃します。
テンヤが着底したら底で小刻みに叩く操作でオニカサゴにアピールし、5〜10秒間のステイを挟んで食わせの間を作ります。
エサ付けと誘い
サバの1匹掛け(25〜30cm)が最も効果的で、サバの身から出る脂と匂いが深場で拡散してオニカサゴを誘引します。ワイヤーまたは糸でテンヤに固定します。
イカゲソやイカ短冊をテンヤの針に巻き付ける方法もあり長時間の底待ちに適します。
アタリとアワセ
テンヤはオモリと針が一体のためアタリがダイレクトに伝わります。竿先にグッと入る明確なアタリが出たらゆっくり竿を立てて聞きアワセします。
根掛かりとの区別が重要で、根掛かりはガッチリ動かない感触、魚は徐々に動く感触で判断します。
渋い時の対応
底で小刻みにテンヤを叩く誘いからゆっくりリフト(50cm)→フォール→ステイ(5〜10秒)のパターンに切り替えます。テンヤのカラーをゴールドからシルバーまたは赤に変更します。
エサをサバからイカに替え匂いの質を変えます。ポイント移動が最も効果的で船長の判断で根周りをランガンします。
注意事項
テンヤは根掛かりロストが多い釣法のため予備を5〜10個用意します。オニカサゴの毒棘に注意し取り込み時は必ず厚手のゴム手袋またはフィッシュグリップで掴みます。
針外しは長めのプライヤーで行い素手で魚体に触れません。
オニカサゴのジギング(スロー)
スロー系ジグ150〜300gのフォールアクションで水深100〜250mの底付近に定位するオニカサゴを食わせます。エサ釣りと異なりルアーのみで釣るスポーツ性の高い釣法。
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ジギング(スロー) 仕掛け図
おすすめロッド
6.3ft / スローピッチジャーク専用
選ぶ理由
スロージギング専用ロッド(6:4胴調子ベースのスロー専用テーパー)はジグのフォールアクションを最大化する反発力設計で、ワンピッチ・ワンジャークの操作でジグを水平にヒラヒラとフォールさせます。
6.3ftの長さは船上での操作性と十分なジャーク幅を確保し150〜300gの重いジグを軽い力で操作できます。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
深場のオニカサゴをフォールで食わせるスロージギング設計。
水平フォールを演出するブランクス特性で底付近の待ち伏せ型フィッシュイーターに効果的
おすすめリール
300番
選ぶ理由
300番のベイトリールはPE1.5号を400m巻ける糸巻量とスロージギングに必要な巻上げ力を備えた標準サイズ。
カウンター付きモデルが深場の水深管理に必須でジグのフォール距離を正確に把握して根掛かり回避に活用します。
ノーマルギアはジャーク操作時の巻き上げが軽く長時間の釣りで疲れにくいです
おすすめライン
1.5号
選ぶ理由
PE1.5号はスロージギングに必要な感度と潮切れの良さを最大化する細糸設定。
水深100〜250mでもジグの着底感度が明確でフォール中のバイトも手元にダイレクトに伝わります。
根掛かり時はリーダーから切れる設計のためメインライン自体の強度は1.5号で十分です。
FGノットでリーダーと接続しノットアシスト2.0等のアシストツールで船上でも確実に結束します
リーダー
8号 30lb (3〜5m)
選ぶ理由
フロロカーボン8号リーダーはPE1.5号との強度バランスで根掛かり時にリーダーから切れる設計。
深場の岩礁帯ではリーダーが根に擦れることが多く3〜5mの長さでジグ周辺のPEラインを広範囲に保護します。
基準をつかむ代表候補
ここでは代表例だけを見て、方向をつかみます。基準を固める時は、上の CTA から rod / line の入口へ戻ります。
スロージギング用のリーダー。
3〜5mの長さで深場の岩礁帯での根ズレから広範囲にPEラインを保護し根掛かり時にはリーダーから切れてメインラインを温存する
根が荒いポイントや大型狙い時にワンランク太くして根ズレ対策を強化する選択肢。PE1.5号との組み合わせでも強度バランスが取れる太さ
ベストシーズン
秋〜春(10-4月)
おすすめ時間帯
潮が動く時間帯
おすすめポイント
水深100〜250mの岩礁帯、根周り
釣り方のコツ
基本の釣り方
スロージギング専用ロッド(6.3ft・ジグ150〜300g対応)にカウンター付きベイトリール(PE1.5号400m)をセットし、スロー系ジグ150〜300gを水深100〜250mの底に沈めます。
ワンピッチ・ワンジャークの操作でジグを底から2〜3m持ち上げ、水平にヒラヒラとフォールさせるのが基本です。この水平フォールがオニカサゴの捕食本能を刺激します。
ジグの選び方とアクション
ロング〜セミロング形状で水平フォールするタイプが有効です。グロー(蓄光)系カラーは水深100m以深の暗い環境で視認性を確保し、赤金・ゼブラグローが深場の定番カラーです。
水深100mで150〜200g、200mで250〜300gが基準です。潮流が速い場合は1段階重くします。
アタリとアワセ
フォール中のバイトが最も多く、ラインのテンション変化やリールのカウンター表示の異変でアタリを察知します。ジグが着底する前に不自然にラインが止まったりスピードが変わったりしたらアタリの可能性が高いです。
ロッドを立ててジグの重みを聞き、重みが増していれば魚が掛かっています。
渋い時の対応
フォールスピードを落とすためにジグを1サイズ軽くしロングフォール(2〜3m)で食わせの間を増やします。ジグカラーをグロー系や赤金系に変更して深場での視認性を上げます。
ジャーク幅を小さくしてよりスローなアクションに切り替えます。反応がない場合は船長に相談してポイントチェンジし、別の根周りで再アプローチします。
注意事項
アシストフックはフロント(上部)にツイン装着が基本です。リアフックは根掛かりが大幅に増加するため通常は装着しません。
オニカサゴの毒棘に注意し取り込み時は必ずフィッシュグリップで掴みます。針外しは長めのプライヤーで行います。