FISH GUIDE
「白身のトロ」と称される身質で知られる深海の評価の高い魚。
口の中が黒い特徴から「ノドグロ」の別名で親しまれる。
釣り方を選ぶ
仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ×水深100m以深に生息する深海魚のため岸釣りでは狙えない | ×シーズン外。アカムツ専門の遊漁船は出船しない時期 |
| 夏 | ×水深100m以深に生息する深海魚のため岸釣りでは狙えない | ○日本海側から開幕。産卵前で身質の良い個体が狙える |
| 秋 | ×水深100m以深に生息する深海魚のため岸釣りでは狙えない | ◎最盛期。産卵に伴い浅場へ移動し、好釣果が期待できる |
| 冬 | ×水深100m以深に生息する深海魚のため岸釣りでは狙えない | △深場に戻り釣果が不安定。出船する船宿も限定的になる |
適水温: 水深100-400mの中深場で水温に依存しない
水深200m以深の深場に居着いており、アカムツ専門の遊漁船はほとんど出船しません。中深場五目釣りの外道として散発的に釣れる程度で、この時期は他のターゲットに切り替えるのが現実的。
6月から日本海側(新潟・富山・石川)で出船が始まり、太平洋側は7月頃からスタートします。産卵前の個体は身質が良い潮で食味は年間ベスト。水深200〜350mの中深場を胴突き仕掛けまたはスロージギングで狙います。
産卵期に比較的浅い水深(100〜200m)に群れで移動するため釣りやすくなります。波崎沖カンネコ根では9月にトップ8〜10尾の定量達成が報告される好シーズン。日本海側・太平洋側ともに最盛期で、エサ釣り・スロージギングの両方で好釣果が期待できます。
産卵後のアカムツは深場へ戻り、遊漁船の出船も減少します。太平洋側の一部(波崎沖・駿河湾)では12月まで延長する船宿があります。釣果は秋に比べて安定しないが、2kg超の大型が出る可能性もあり、通い込むベテランも少なくないです。
アカムツは北海道南部が分布北限域にあたる。道南沖で漁業として散発的に漁獲される記録があるが、アカムツ専門の遊漁船は運航されていない。道央・道北・道東はアカムツの分布域外で、北海道からアカムツを狙う場合は東北日本海側(秋田・庄内方面)への遠征が現実的な選択肢となる。
秋田沖・庄内沖で水深200〜300mの中深場を胴突き仕掛けで攻略する。9〜10月が最盛期で産卵期に浅場に移動するアカムツが狙いやすくなる。佐渡沖ではイワシの1匹付けで2kg超のジャンボアカムツの実績がある。出船港は酒田・鼠ヶ関が中心。
常磐沖(福島・茨城県北部)で水深150〜250mの中深場でアカムツが狙える。波崎沖カンネコ根と連続する好漁場で8-11月がシーズン。三陸沿岸はアカムツの漁獲記録はあるが遊漁船の出船は限定的。松島湾周辺は水深が浅くアカムツは狙えない。
新潟県は全国有数のアカムツ釣りフィールドで、上越沖・佐渡沖が主要ポイント。水深200〜350mで胴突き仕掛けが基本。
富山湾は水深200〜300mで7-10月がベスト。石川県は能登沖で8-10月に好調。
日本海側は太平洋側より水深が深い傾向がありオモリ200号が標準。新潟は出船港が充実しており上越・名立・柏崎・寺泊から出船。
茨城県波崎沖の「カンネコ根」は太平洋側を代表する全国屈指のアカムツポイントで、水深110〜200mと比較的浅い。産卵期の9月に定量(8〜10尾)達成の好釣果が報告される。
平潟沖(北茨城市)はスロージギングの名ポイントで水深150〜250m。8-11月がシーズンだが台風の影響で出船日数が限定される場合がある。
波崎港・銚子港・大原港から出船。
東京湾奥・東京湾西・東京湾東・三浦半島・湘南・九十九里・内房は水深が浅くアカムツの分布域外のため、波崎・外房・平潟方面への遠征が必要。
駿河湾は水深250〜400mの本格的な中深場フィールドで、エサ釣り・スロージギングの両方が成立する。日本有数の深い湾のため350m以深の超深場ポイントも存在し、250号のオモリが必要な場面もある。
遠州灘でも水深200〜300mで実績あり。7-11月がシーズンで、御前崎・焼津・沼津から出船。
伊勢湾奥・知多半島・三河湾は水深が浅くアカムツは狙えない。
日本海側の若狭湾・丹後沖で8-10月に散発的に出船があるが、関東・上越に比べて釣り船の数は少ない。水深200〜300mで胴突き仕掛けが中心。
舞鶴・宮津から出船するが、アカムツ専門の乗合船は限定的。大阪湾奥・大阪湾南・神戸〜明石・播磨灘・淡路島・紀北・紀中・紀南は水深が浅くアカムツの分布域外のため、日本海側への遠征が必要。
事前に船宿への確認が必須。
山陰の島根県浜田市は「どんちっちノドグロ」のブランド産地で漁獲量は豊富。しかし遊漁船でのアカムツ釣りは限定的で、浜田沖で8-10月に出船する船宿がある程度。
隠岐沖は漁業資源としてのアカムツが豊富だが遊漁船は非常に限られる。瀬戸内・下関は水深が浅くアカムツの分布域外で、遊漁船の出船は確認されていない。
日本海側への遠征が必要。
四国周辺は瀬戸内側・鳴門を含め全域がアカムツの遊漁船の分布域外。土佐沖(太平洋側)は外洋に面した深場があり漁業としてのアカムツ漁獲記録はあるが、遊漁船としての出船は確認されていない。四国からアカムツを狙う場合は上越・北陸方面や関東方面への遠征が現実的な選択肢となる。
長崎県対馬は「紅瞳(べにひとみ)」のブランド名でアカムツを出荷する産地。対馬沖・五島列島沖の深場で漁業としての漁獲は行われているが、遊漁船でのアカムツ釣りは非常に限定的。
有明海・錦江湾は内湾で水深が浅く生息域外。沖縄は熱帯域でアカムツの分布域外。
九州からアカムツを狙う場合は上越・北陸方面や関東方面への遠征が現実的な選択肢。