FISH GUIDE
相模湾以南の太平洋岸・琉球列島に分布する高級根魚。
ハタの仲間で最も遊泳力が高く、中層でベイトを追う習性があり、ジグヘッド+シャッドテールのスイミングで狙うロックフィッシュゲームが効果的。
| おかっぱり | 船 | |
|---|---|---|
| 春 | ○水温上昇に伴い5月後半から浅場への接岸が始まるシーズン序盤 | ○水深30〜50mの根周りでジギングやボートロックで散発的に釣れる |
| 夏 | ◎水温22℃超で接岸本格化しショアロックフィッシュゲームのベストシーズン | ◎ジギング・ボートロック最盛期で40〜50cmの良型がコンスタントに出る |
| 秋 | ◎水温低下前の荒食いで体力のある良型が狙えるショアロック好期 | ◎ジギング・ボートロックで大型実績が高い秋の良型シーズン |
| 冬 | △水温低下で深場へ移動しショアからの釣果は極めて限定的になる | △水深50m以深のジギング・スロージギングで散発的に釣れる冬場 |
適水温: 22〜28℃
水温上昇に伴い深場から浅場へ移動し始める時期。5月後半からショアのロックフィッシュゲームが成立し始めるが、水温が安定しないため日ムラがあります。船からのジギングやボートロックで水深30〜50mの根周りを狙う方が安定した釣果を得やすいです。
オオモンハタの年間ベストシーズン。水温22〜28℃で浅場に接岸しショアからのロックフィッシュゲームが最も成立します。ジグヘッド+シャッドテールのスイミングでボトムから中層を巻き上げ、遊泳力の高いオオモンハタの捕食レンジをカバーします。
船からのジギング・ボートロックでも40cm超の良型がコンスタントに出る好期。
夏に引き続き好調なシーズン。水温低下が始まるまでは浅場で狙え、荒食い期に入った個体は体力があり引きも強いです。10月以降は水温低下に伴い徐々に深場へ移動するため、ショアからは11月中旬頃まで。ジギングではむしろ群れが固まるため効率が上がる場合もあります。
水温18℃以下で活性が著しく低下し深場に落ちます。ショアからは極めて厳しくなり釣果は期待しにくいです。船のジギングやスロージギングで水深50m以深の根周りを狙えば散発的に釣れるが、活性は低くスローな誘いが求められます。九州南部や沖縄など水温が下がりにくいエリアでは冬季も狙えます。
オオモンハタは暖海性の根魚で分布北限は相模湾付近のため、北海道全域で生息が確認されていない。北海道でルアーを使った根魚釣りをする場合はソイ類(クロソイ・シマゾイ)やアイナメなど寒海性の根魚がメインターゲットとなり、道南ではキジハタの釣果報告もある。
オオモンハタは南方系の暖海性種で東北日本海側には分布しない。日本海側の根魚をロックフィッシュゲームで狙う場合はキジハタ・カサゴ・ソイ類が主なターゲットとなり、特に秋田・山形沖ではキジハタのジグヘッドスイミングやワインドが盛ん。
オオモンハタの分布は相模湾以南の太平洋岸に限られ、東北太平洋側には生息しない。東北太平洋側ではアイナメ・ソイ類・カサゴが根魚のメインターゲットで、特に三陸沿岸のルアー釣りではアイナメの50cmクラスが狙える。
オオモンハタは暖海性種で日本海側の北陸地方には分布しない。北陸ではキジハタ(アコウ)が根魚の代表的ターゲットで、能登半島や若狭湾では夏季にジグヘッドスイミングのロックフィッシュゲームで良型キジハタが狙える。
オオモンハタの分布北限域にあたり相模湾・三浦半島南端が主要フィールド。水温22℃以上で接岸が本格化する6〜10月がシーズンで、ショアからのロックフィッシュゲームで30〜45cm級が狙える。
ボートロック・ライトジギングでは城ヶ島沖・真鶴沖で40cm超の良型実績がある。横須賀沖では6月に44〜48cmの大型報告もある。
伊豆半島(特に西伊豆・南伊豆)が全国屈指のオオモンハタフィールドで、地磯・漁港・ゴロタ場からショアロックフィッシュゲームで50cm近い良型が出る。駿河湾西岸は黒潮の影響で水温が安定しシーズンが長い。
三重県紀北沖はライトジギングの好漁場で水深20〜50mのかけあがりがポイント。5〜11月の長いシーズンが特徴。
紀伊半島の太平洋側(串本・白浜・すさみ)は黒潮の影響で魚影が最も濃いエリアの一つ。和歌山県南部の磯場はジグヘッドスイミングのロックフィッシュゲームで40〜50cm級の良型が狙える。
ジギング・泳がせ釣りでも好実績。紀淡海峡・淡路島南部でも実績あり。
大阪湾内はオオモンハタの生息環境に適さず実績は極めて限定的。6〜10月がシーズン。
瀬戸内海では周防大島や柳井周辺でジグヘッドスイミングやぶっこみ釣りで散発的にオオモンハタが釣れるがムラがある。日本海側(山口県北部・島根県西部)では黒潮分流の影響を受ける年に接岸が見られるが安定性に欠ける。
全体的にオオモンハタの魚影は薄くアカハタ・キジハタがこのエリアの根魚の主力。ロックフィッシュゲームではキジハタをメインターゲットに据えるのが現実的。
高知県全域が好フィールドで、特に室戸岬〜足摺岬にかけての磯場は黒潮直撃エリアで魚影が非常に濃い。宿毛湾・土佐清水は大型の実績が高い。
愛媛県南部(宇和海)でもオオモンハタが狙え、瀬戸内側は少ない。徳島県南部(海陽町)でも夏季に接岸あり。
ショアロックフィッシュゲーム・ジギング・泳がせ釣りいずれも好調で5〜11月がシーズン。
大分県・宮崎県の太平洋側は黒潮の影響で魚影が濃く佐伯・延岡・日南がジグヘッドスイミングのロックフィッシュゲームとライトジギングの好フィールド。鹿児島県は錦江湾で泳がせ釣り・ぶっこみ釣りも好調で屋久島・種子島では通年近く狙える。
長崎県五島列島・壱岐は離島ならではの大型実績。沖縄はリーフエッジからのロックフィッシュゲームが通年有効。
九州本土が全国屈指のオオモンハタフィールドとして機能していることが裏付けられる(折本隆由ら著名アングラーも壱岐・平戸・天草・五島で複数の釣行記録を残している)。