FISH GUIDE
京料理で「グジ」と呼ばれる評価の高い白身魚。
砂泥底の巣穴に棲み、底を叩くサンドポンピングで誘う。
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仕掛けや手順の細部は、それぞれの釣り方ページで確認できます。
| 船 | |
|---|---|
| 春 | ○天秤仕掛けで数は出る。産卵準備期で身質は秋冬に劣る |
| 夏 | △産卵期で深場(120m以深)に落ち活性が低い。出船する船宿も限定的 |
| 秋 | ◎浅場に戻り活性が上がる秋アマダイ開幕。天秤・テンヤ・アマラバ全釣法好調 |
| 冬 | ◎身質特に良い「寒グジ」シーズン。天秤仕掛けで40cm超の大判も期待 |
適水温: 12-18℃
産卵準備期だが水深70〜120mの砂泥底で天秤仕掛けの釣果は安定します。身質は秋冬より控えめで食味は落ちるが、エサ取り(ヒメコダイ・トラギス等)が活発になり手返しの工夫が求められます。5月以降は徐々に深場に移動し反応が薄くなるため、早めの釣行が吉。
産卵期で水深120m以深の深場に落ち、活性も低いです。出船する船宿が限られ、アマダイ専門便はほぼ休止します。この時期はタチウオ・マダイ等の他ターゲットに切り替えるのが現実的。和歌山や若狭湾では8月後半から一部の船宿が出船を再開します。
浅場に戻り始め活性が上がる秋アマダイシーズン開幕。天秤仕掛けは底トントンのサンドポンピングで数を狙い、テンヤはリフト&フォールで繊細なアタリを堪能できます。
アマラバもタングステンヘッドの底叩きで好反応。脂も乗り始め食味と釣味の両方が充実します。
相模湾では9月から、若狭湾では8月後半から開幕します。
「寒グジ」と呼ばれる身質特に良い時期で、食味は年間屈指の。天秤仕掛けの底トントンに加え「静」の誘い(仕掛けを動かさず大型を待つ)が大判アマダイに効果的です。若狭ぐじブランドのアカアマダイは晩秋〜初冬に最も価値が高く、相模湾でもトップ5〜8尾の安定した釣果が期待できます。
水温低下で外道が減り本命率が上がる冬場の魅力。
アマダイ(アカアマダイ)は本州中部(関東以南)から九州の水深60〜150mの砂泥底に分布する暖海性の魚種で、北海道には分布しない。道南・道央・道北・道東いずれも生息しない。
北海道からアマダイを狙う場合は関東〜九州への遠征が必要で、最も近い好漁場は相模湾(神奈川県)や駿河湾(静岡県)となる。天秤仕掛けで9〜3月がシーズン
アマダイの主な分布域は本州中部以南で、東北日本海側(秋田・山形・青森)では狙えない。津軽・男鹿・庄内いずれも安定した釣果は見込めない。
日本海側でアマダイの天秤仕掛けの遊漁船が運航しているのは若狭湾(福井・京都)以西の海域が中心。山形県庄内沖や秋田沖では稀に混獲される記録があるが、遊漁として成立するレベルではない
アマダイの主な分布域は本州中部以南で、東北太平洋側(宮城・岩手・青森)では狙えない。三陸・松島湾いずれも安定した釣果は見込めない。
常磐沖(福島〜茨城)では稀に混獲される記録があるものの、天秤仕掛けの遊漁船のアマダイ専門便は確認されていない。太平洋側でアマダイが安定して狙えるのは相模湾(神奈川県)以南
若狭湾が日本海側で最も人気のアマダイ漁場で、小浜港・舞鶴港・敦賀港から天秤仕掛けで出船する。「若狭ぐじ」のブランド産地として全国的に知られ、高級品「若狭ぐじ極」は800g以上・船上血抜き神経締めが条件。
8月後半〜翌3月がシーズンで10〜1月がベスト。水深60〜100mの砂泥底が主戦場でオモリ60〜80号を使用。
佐渡・新潟・能登ではアマダイは狙えない
相模湾が関東最大のアマダイ船釣りフィールドで、湘南片瀬港・葉山港・平塚港・小田原港から多数の遊漁船が出船する。9月〜翌5月がシーズンで10〜3月がベスト。
水深70〜120mが主戦場で20〜40cm級が中心、トップ5〜8尾が好調の目安。天秤仕掛けが主流でLTアマダイ(PE2号以下+60号オモリ)の軽量スタイルも相模湾を中心に広まっている。
東京湾口(城ヶ島沖)でも実績がある。
鹿島灘・外房・内房・東京湾奥・東京湾西・東京湾東ではアマダイは狙えない
駿河湾は相模湾と並ぶ関東〜東海の主要フィールドで、沼津港・焼津港・御前崎港から天秤仕掛けで出船する。10月〜翌4月がシーズンで11〜2月がベスト。
水深80〜150mとやや深場が多く80号オモリが標準。御前崎沖は潮通しが良く良型が多い。
東伊豆(伊東沖・稲取沖)も相模湾東端にある好ポイント。伊勢湾奥・知多半島・三河湾・渥美半島は水深が浅くアマダイは生息しない
若狭湾は「若狭ぐじ」の産地として全国的に有名で、小浜港・舞鶴港から天秤仕掛けで出船する。和歌山(紀北エリア)ではアマラバ(タイラバ流用)でシロアマダイの好釣場として注目されている。
8月〜翌3月がシーズンで10〜1月がベスト。水深30〜80mの浅場でシロアマダイ、60〜120mでアカアマダイが狙える。
大阪湾奥・大阪湾南・神戸〜明石・播磨灘・淡路島の瀬戸内海側は水深が浅くアマダイは生息しない
山口県は全国最大のアマダイ漁獲量(2021年301t)があり、下関沖・響灘が天秤仕掛けの一級フィールド。山陰(島根・鳥取)は7月〜翌2月がシーズンで9〜12月がベスト。
隠岐諸島は遠投釣りでもアマダイが狙える全国的にも珍しいフィールド。島根沖は「コビル」の名で地元ブランド化されている。
瀬戸内海側(広島・岡山)は水深が浅い内海環境のためアマダイは生息しない。日本海側が主戦場
愛媛県南西部の宇和海が四国唯一の代表的アマダイ釣り場で、10月〜翌3月がシーズン、11〜2月がベスト。水深60〜120mの砂泥底で天秤仕掛けが主流。
瀬戸内側(香川・愛媛北部)は水深が浅くアマダイは生息しない。高知沖では砂泥底が点在しアマダイの混獲報告があるが専門便は限定的で、鳴門は潮流が速く岩礁帯中心のためアマダイは狙えない。
四国でアマダイを狙うなら宇和海への天秤仕掛けでの釣行が最も効率的
山口県は全国最大のアマダイ漁獲量で下関沖・響灘が天秤仕掛けの一級フィールド。長崎・五島列島沖は水深60〜120mでアカアマダイが豊富。
福岡・玄界灘は冬場に40cm超の良型が狙える。鹿児島・薩摩半島沖では深場のキアマダイも対象になる。
通年狙えるが10月〜翌3月がベスト。天秤仕掛けが主流で一部ではアマラバの実績も出始めている。
沖縄本島・沖縄離島は亜熱帯海域でアマダイは生息しない。
日向灘・豊後水道はアマダイの漁場として確認されていない